第4章 非推奨の機能
ここでは、Red Hat Satellite 6.16 で 非推奨 となった機能の概要を説明します。
非推奨の機能は、本製品の今後のリリースではサポートされない可能性が高く、新たに実装することは推奨されません。特定のメジャーリリースにおける非推奨機能の最新情報は、そのメジャーリリースの最新版のリリースノートを参照してください。
非推奨の機能のサポート状況は、Red Hat Satellite 6.16 では変更されません。サポート期間の詳細は、Red Hat Enterprise Linux のライフサイクル および Red Hat Enterprise Linux アプリケーションストリームのライフサイクル を参照してください。
現行および今後のリリースでは、非推奨のハードウェアコンポーネントの新規実装は推奨されません。ハードウェアドライバーの更新は、セキュリティー修正と重大な修正でのみ行われます。Red Hat では、このようなハードウェアの早期交換を推奨します。
パッケージが非推奨となり、使用の継続が推奨されない場合があります。製品からパッケージが削除されることもあります。その場合には、製品のドキュメントで、非推奨となったパッケージと同様、同一、またはより高度な機能を提供する最近のパッケージが指定され、詳しい推奨事項が記載されます。
Capsule ポート 8443
Capsules のポート 8443 は 6.16 で非推奨になりました。このポートは、新規インストールおよびアップグレードではデフォルトで無効になっています。
新しいクライアントの場合、Capsule を介して通信するときにポート 443 を使用します。既存のクライアントがポート 8443 を使用している場合は、次のいずれかの方法でポート 443 を使用するように再設定します。
- リモート実行
-
katello-ca-consumerRPM -
/etc/rhsm/rhsm.confファイルを更新します。ファイルの[server]セクションで、portオプションが443に設定されていることを確認します。
--foreman-proxy-content-reverse-proxy=true オプションを指定して satellite-installer ユーティリティーを実行すると、ポート 8443 へのアクセスを一時的に再度有効にできます。ポート 8443 へのアクセスの再有効化は、一時的な解決策にすぎないことに注意してください。必ずインテグレーションを移行して、Satellite Server 経由で API を呼び出すようにしてください。
Jira:SAT-24522[1]
フィルターレベルでの組織とロケーションのオーバーライド
ロールに関連付けられた組織とロケーションをフィルターでオーバーライドする機能は、6.16 では非推奨になりました。機能が削除されると、フィルターはロールレベルで設定された組織とロケーションを反映するようになります。
hammer host subscription attach コマンドおよび hammer host subscription auto-attach コマンド
hammer host subscription attach コマンドおよび hammer host subscription auto-attach コマンドが、6.16 で非推奨になりました。コマンドは機能せず、サブスクリプションはアタッチされません。
注記: エンタイトルメントベースのサブスクリプション管理は 6.16 で削除されました。
非同期 SSH リモート実行モード
async-ssh リモート実行モードは 6.13 で非推奨になりました。Capsule と管理対象ホスト間の接続が不安定な場合は、代わりにプルモードを使用します。pull モードの詳細は、ホストの管理 の リモート実行用のトランスポートモード を参照してください。
Red Hat Virtualization でのプロビジョニング
Red Hat Virtualization (RHV) と Satellite のインテグレーションは 6.13 で非推奨になりました。RHV タイプの既存のコンピューティングリソースはすべて削除され、RHV に関連付けられているホストは切断されます。RHV プロバイダーは、Satellite 6.18 リリースで削除されます。
パッケージグループアクション
Web UI の パッケージグループアクション オプションは 6.10 で非推奨になりました。
Bootstrap.py ホスト登録スクリプト
ホストを Satellite または Capsule に登録するための bootstrap.py スクリプトは 6.9 で非推奨になりました。グローバル登録テンプレートを使用して作成された curl コマンドに置き換えられました。
katello-ca-consumer パッケージと katello-rhsm-consumer スクリプト
katello-ca-consumer パッケージと katello-rhsm-consumer スクリプトは 6.9 で非推奨になりました。ホストを登録するには、グローバル登録テンプレートを使用する必要があります。