第13章 Satellite での Flatpak リポジトリーの管理


Flatpak を使用すると、ユーザーは主にデスクトップ環境向けのポータブルアプリケーションを Satellite 上にインストール、管理、実行できます。Satellite では、Flatpak リポジトリーを統合して、管理対象ホスト全体に Flatpak アプリケーションを配布および制御できます。Flatpak リポジトリーを設定することで、アプリケーションのデプロイメントを一元管理しながら、システムが必要なアプリケーションパッケージにアクセスできるようになります。

Flatpak リポジトリーは、Satellite の他のコンテンツリポジトリーと同様に機能します。同期、アクセス権限の管理、リポジトリーの特定のライフサイクル環境への割り当てを行って、システムで使用できるアプリケーションを制御できます。Hammer CLI を使用して Flatpak リポジトリーを管理することもできます。

詳細は、Flatpak を使用したアプリケーションのインストール を参照してください。

13.1. Flatpak リモートを有効にする

この手順では、Hammer CLI を使用して Flatpak リポジトリーを設定および管理します。

前提条件

  • Satellite アカウントには、view_flatpak_remotescreate_flatpak_remotesedit_flatpak_remotes、および destroy_flatpak_remotes の権限を付与するロールがあります。
  • Flatpak をセットアップします。詳細は、Flatpak の設定 を参照してください。
  • Flatpak アプリケーションは Flatpak ランタイムに依存します。たとえば、rhel9/firefox-flatpakrhel9/flatpak-runtime に依存します。
  • インストールが機能するように、アプリケーションリポジトリーとともにランタイムリポジトリーがクライアントで使用可能であることを確認します。

CLI 手順

  1. スタンドアロンの Red Hat Enterprise Linux システムまたは Red Hat Satellite を使用して、Satellite Server 上で Flatpak リモートを有効にします。

    $ hammer flatpak-remote create \
    --name=My_Flatpak_Remote_Name \
    --organization=My_Organization \
    --url=My_Flatpak_Remote_URL
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    --username=My_User_Name --token=My_Token のオプションを使用して認証の詳細を含めることができます。

    Red Hat 公式トークンは Registry Service Accounts で生成できます。

  2. 認証情報を使用して Flatpak リモートを更新します。

    $ hammer flatpak-remote update \
    --token=My_Token \
    --username=My_User_Name
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  3. オプション: Flatpak リモートに関する情報をリストおよび表示します。

    $ hammer flatpak-remote list
    $ hammer flatpak-remote info
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  4. Flatpak リモートをスキャンします。

    $ hammer flatpak-remote scan --id=My_ID
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  5. Flatpak リモート内のリポジトリーをリストします。

    $ hammer flatpak-remote remote-repository list --flatpak-remote-id=My_ID
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  6. Flatpak リモートリポジトリーを Satellite 製品にミラーリングします。

    $ hammer flatpak-remote remote-repository mirror \
    --id=My_Remote_Repo_ID \
    --product-id=Satellite_Product_ID
    Copy to Clipboard Toggle word wrap

    このコマンドの --id は、標準の Satellite リポジトリーの ID ではなく、Flatpak リモートリポジトリーの ID を参照します。

    Satellite Web UI で選択した製品の下のリポジトリーを表示できます。Include Tags フィールドを latest に設定します。

  7. Satellite リポジトリーを同期します。

    $ hammer repository sync --id=My_Repo_ID
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    このコマンドの --id は、Flatpak リモートリポジトリーの ID ではなく、標準の Satellite リポジトリーの ID を参照します。

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