第5章 元の Manager のバックアップ
engine-backup
コマンドを使用して元の Manager をバックアップし、バックアップファイルを別の場所にコピーして、処理中にいつでもアクセスできるようにします。
engine-backup --mode=backup
オプションの詳細は、管理ガイド の Red Hat Virtualization Manager のバックアップと復元 を参照してください。
手順
元の Manager にログインし、
ovirt-engine
サービスを停止します。# systemctl stop ovirt-engine # systemctl disable ovirt-engine
注記元の Manager の実行を停止することは必須ではありませんが、バックアップの作成後に環境を変更しないように推奨しています。さらに、元の Manager と新しい Manager が既存リソースを同時に管理しないようにします。
作成するバックアップファイルの名前と、バックアップログを保存するログファイルの名前を指定して、
engine-backup
コマンドを実行します。# engine-backup --mode=backup --file=file_name --log=log_file_name
ファイルを外部サーバーにコピーします。以下の例の
storage.example.com
は、必要になるまでバックアップを保存するネットワークストレージサーバーの完全修飾ドメイン名です。/backup/
は指定のフォルダーまたはパスです。# scp -p file_name log_file_name storage.example.com:/backup/
Manager マシンを他の目的で必要としない場合は、Red Hat Subscription Manager から登録を解除します。
# subscription-manager unregister
Manager のバックアップ後に、新しいセルフホストエンジンをデプロイし、新しい仮想マシンにバックアップを復元します。