2.6. Enterprise Security Client


Enterprise Security Client (Enterprise Security Client) は、エンドユーザーがスマートカードまたはトークン上のキーと証明書を登録および管理できるようにすることで、スマートカードの管理を単純化するクライアントです。これは、Certificate System の完全なトークン管理システムの 3 番目で最後のコンポーネントです。Token Key Service (TKS) および Token Processing System (TPS) の 2 つのサブシステムは、トークン関連の操作を処理するために使用されます。Enterprise Security Client は、スマートカードとユーザーがトークン管理システムにアクセスするためのユーザーインターフェイスを提供します。

エンドユーザーは、セキュリティートークン (スマートカード) を使用して、シングルサインオンアクセスやクライアント認証などのアプリケーションのユーザー証明書とキーを保存できます。エンドユーザーには、署名、暗号化、およびその他の暗号化機能に必要な証明書および鍵が含まれるトークンが発行されます。

トークンを使用するには、TPS がトークンを認識して通信できるようにする必要があります。Enterprise Security Client は、トークンを登録する方法です。トークンが適切に登録された後、Mozilla Firefox や Thunderbird などのアプリケーションは、トークンを認識して、クライアント認証や S/MIME メールなどのセキュリティー操作に使用するように設定できます。Enterprise Security Client は、以下の機能を提供します。

  • Safenet の 330J スマートカードなどの JavaCard 2.1 以降のカードと Global Platform 2.01 準拠のスマートカードをサポートします。
  • スマートカードと GemPCKey USB フォームファクターキーの両方である Gemalto TOP IM FIPS CY2 トークンをサポートします。
  • SafeNet Smart Card 650 (SC650) をサポートします。
  • ユーザーがセキュリティートークンを登録して、TPS によって認識されるようにします。
  • ユーザーがセキュリティートークンを管理できるようにします。たとえば、Enterprise Security Client を使用すると、TPS でトークンを再登録できます。
  • デフォルトおよびカスタムトークンプロファイルを使用したさまざまなトークンのサポートを提供します。デフォルトでは、TPS はユーザーキー、デバイスキー、およびセキュリティー担当者キーを自動的に登録できます。これにより、適切なプロファイルに従って (トークン CUID などの属性によって認識される) さまざまな使用に大してトークンが自動的に自動的に登録されるように、追加のプロファイルを追加できます。
  • マネージドトークンの現在のステータスに関する情報を提供します。
  • トークンが失われた場合に別のトークンで鍵をアーカイブおよび復元できるように、サーバー側の鍵生成をサポートします。
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