第16章 Certificate System ユーザーおよびグループの管理


この章では、管理、エージェントサービス、およびエンドエンティティーページにアクセスするための認可を設定する方法を説明します。

16.1. 認可について

認可 は、Certificate System に関連付けられた特定のタスクにアクセスできるようにするプロセスです。アクセスは、特定のユーザーまたはグループのサブシステムの特定領域に対応し、異なるユーザーおよびグループに対して異なるタスクを許可できるように制限できます。

ユーザーは、作成されるサブシステムに固有のものです。各サブシステムには、インストールされている他のサブシステムから独立した独自のユーザーセットがあります。ユーザーはグループに配置され、事前定義またはユーザーの作成が可能です。アクセス制御リスト (ACL) で、権限がグループに割り当てられます。管理コンソール、エージェントサービスインターフェイス、およびエンドエンティティーページの領域に関連付けられた ACL があり、操作の続行を許可する前に許可チェックを実行します。各 ACL の アクセス制御命令 (ACI) が作成され、その ACL が指定されたユーザー、グループ、または IP アドレスに対して許可される操作を許可または拒否します。

ACL には、作成されるデフォルトグループのデフォルト ACI セットが含まれます。これらの ACI は、事前に定義されたグループの権限を変更するか、新たに作成したグループに権限を割り当てるように変更できます。

認可は以下のプロセスを経て行われます。

  1. ユーザーは、Certificate System ユーザー ID とパスワードまたは証明書を使用してインターフェイスに対して認証します。
  2. サーバーは、データベースに保存されているユーザー ID とパスワードが一致するか、データベースに保存されているものに対して証明書をチェックして、ユーザーを認証します。証明書ベースの認証では、サーバーは証明書が有効であることも確認し、証明書の DN をユーザーに関連付けてユーザーエントリーを確認することにより、ユーザーのグループメンバーシップを見つけます。パスワードベースの認証では、サーバーはユーザー ID に対してパスワードを確認してから、そのユーザー ID をグループに含まれるユーザー ID に関連付けることにより、ユーザーのグループメンバーシップを検索します。
  3. ユーザーが操作を実行しようとすると、認可メカニズムはユーザーのユーザー ID、ユーザーが属するグループ、ユーザーの IP アドレスを、そのユーザー、グループ、または IP アドレスに設定された ACL と比較します。その操作を許可する ACL が存在する場合、操作は続行されます。
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