9.2. PostgreSQL レルムの管理


ユーザーを追加して EST Users グループに関連付けるには、次のコマンドを実行します。

$ psql -U est -t -A -c "INSERT INTO users VALUES ('est-test-user', 'EST TEST USER', '<tomcat_digest>');"  est
$ psql -U est -t -A -c "INSERT INTO group_members VALUES ('EST Users', 'est-test-user');"  est
Copy to Clipboard
注記

パスワードの tomcat ダイジェストは次のコマンドで取得できます。

$ tomcat-digest <user_password>
Copy to Clipboard

9.2.1. TLS 相互認証

上記の設定により、username/password を使用したクライアント認証が可能になります。場合によっては、または新しい証明書の再登録などの特定の操作では、クライアント証明書との相互認証が必要になります。

レルム設定では、証明書ベースの認証がすでにサポートされていますが、ユーザーを認証するには、いくつかの追加情報が必要です。さらに詳しく言うと、ユーザーエントリーには、証明書の詳細とバイナリー証明書を含む description が含まれている必要があります。

description の形式は、<Version>;<Serial>;<Issuer>;<subject> です。バージョンは 16 進法の値 (0x なし)、シリアルは 10 進法で、発行者とサブジェクトは識別名 (DN) です。DN の形式は、より具体的な属性からより一般的な属性となり (注記: OpenSSL などの一部のツールでは順序が異なります)、コンマで区切られます。

これらの情報は user_certs テーブルに保存されます。たとえば、ユーザーが次の値を持つ証明書を持っているとします。

$ openssl x509 -in cert.pem -subject -serial -issuer -text -noout |head -11
Certificate:
    Data:
        Version: 3 (0x2)
        Serial Number:
            33:1c:9e:b7:9a:2d:cc:17:69:24:a2:81:4e:06:07:40
        Signature Algorithm: sha256WithRSAEncryption
        Issuer: O=EXAMPLE, OU=pki-tomcat, CN=CA Signing Certificate
        Validity
            Not Before: Jan 16 11:31:11 2025 GMT
            Not After : Apr 16 11:31:11 2025 GMT
        Subject: CN=test.example.com
Copy to Clipboard

上記で定義したユーザーエントリー est-test-user には、user_certs テーブルの新しいエントリーが必要です。これは、次のように追加できます。

$ psql -U est -t -A -c "INSERT INTO user_certs VALUES ('est-test-user', '2;67939231264256858734977554404570695488;CN=CA Signing Certificate,OU=pki-tomcat,O=EXAMPLE;CN=test.example.com', pg_read_binary_file('/cert.der'));" est
Copy to Clipboard
トップに戻る
Red Hat logoGithubredditYoutubeTwitter

詳細情報

試用、購入および販売

コミュニティー

Red Hat ドキュメントについて

Red Hat をお使いのお客様が、信頼できるコンテンツが含まれている製品やサービスを活用することで、イノベーションを行い、目標を達成できるようにします。 最新の更新を見る.

多様性を受け入れるオープンソースの強化

Red Hat では、コード、ドキュメント、Web プロパティーにおける配慮に欠ける用語の置き換えに取り組んでいます。このような変更は、段階的に実施される予定です。詳細情報: Red Hat ブログ.

会社概要

Red Hat は、企業がコアとなるデータセンターからネットワークエッジに至るまで、各種プラットフォームや環境全体で作業を簡素化できるように、強化されたソリューションを提供しています。

Theme

© 2025 Red Hat, Inc.