8.4. Identity Management
389-ds-base からリファラルモードが削除されました
この更新前は、Directory Server がリファラルモードでのサーバーの起動をサポートしていました。しかし、安定性の問題により、この機能はサポートされなくなり、削除されました。
なお、nsslapd-referralmode 属性と nsslapd-referral 属性は引き続き使用できます。Directory Server は、要求された識別名 (DN) が、サーバーが保持するどの接尾辞にも含まれていない場合でも、リファラルを返すことができます。
nsslapd-subtree-rename-switch が 389-ds-base から削除されました
この更新前は、データベース内のサブツリー間でエントリーを移動できないように Directory Server を設定できました。安定性の問題のため、この機能は削除されました。したがって、nsslapd-subtree-rename-switch パラメーターは存在しなくなりました。
その結果、サブツリー間でのエントリーの移動を無効にできなくなりました。代替策として、アクセス制御命令 (ACI) を作成することにより、エントリーの移動を無効にできます。
Jira:RHEL-77490[1]