1.2. Git リポジトリーへの認証


Git リポジトリーに対して次のタイプの認証を定義できます。

  • Basic 認証
  • セキュアシェル (SSH) 認証

Build CR で両方のタイプの認証を使用して Git シークレットを設定することもできます。

1.2.1. Basic 認証

Basic 認証では、Git リポジトリーのユーザー名とパスワードを設定する必要があります。以下の例は、Git の Basic 認証の使用方法を示しています。

apiVersion: v1
kind: Secret
metadata:
  name: secret-git-basic-auth
  annotations:
    build.shipwright.io/referenced.secret: "true"
type: kubernetes.io/basic-auth 1
stringData: 2
  username: <cleartext_username>
  password: <cleartext_password>
1
Kubernetes シークレットのタイプ。
2
ユーザー名とパスワードをクリアテキストで保存するフィールド。

1.2.2. SSH 認証

SSH 認証では、使用する Git リポジトリープロバイダーのホスト名を指定するように Tekton アノテーションを設定する必要があります。たとえば、GitHub の場合は github.com、GitLab の場合は gitlab.com です。

以下の例は、Git での SSH 認証の使用方法を示しています。

apiVersion: v1
kind: Secret
metadata:
  name: secret-git-ssh-auth
  annotations:
    build.shipwright.io/referenced.secret: "true"
type: kubernetes.io/ssh-auth 1
data:
  ssh-privatekey: |   2
    # Insert ssh private key, base64 encoded
1
Kubernetes シークレットのタイプ。
2
Git への認証に使用される SSH 鍵の Base64 エンコード。この鍵は base64 ~/.ssh/id_rsa.pub コマンドを使用して生成できます。ここで、~/.ssh/id_rsa.pub は、Git への認証に通常使用される鍵のデフォルトの場所を示します。

1.2.3. Git シークレットの使用

関連する namespace でシークレットを作成したら、そのシークレットを Build カスタムリソース (CR) で参照できます。両方のタイプの認証で Git シークレットを設定できます。

次の例は、SSH 認証タイプでの Git シークレットの使用法を示しています。

apiVersion: shipwright.io/v1beta1
kind: Build
metadata:
  name: buildah-golang-build
spec:
  source:
    git:
      url: git@gitlab.com:userjohn/newtaxi.git
      cloneSecret: secret-git-ssh-auth

以下の例は、Basic 認証タイプでの Git シークレットの使用法を示しています。

apiVersion: shipwright.io/v1beta1
kind: Build
metadata:
  name: buildah-golang-build
spec:
  source:
    git:
      url: https://gitlab.com/userjohn/newtaxi.git
      cloneSecret: secret-git-basic-auth
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