第1章 Builds の設定


Build カスタムリソース (CR) は、ソース、ビルドストラテジー、パラメーター値、出力、保持パラメーター、およびビルドを設定するボリュームを定義するのに役立ちます。Build リソースは namespace 内で使用できます。

ビルドを設定するには、Build リソース YAML ファイルを作成して OpenShift Container Platform クラスターに適用します。

1.1. build の設定可能なフィールド

Build カスタムリソース (CR) では次のフィールドを使用できます。

表1.1 Build CR のフィールド
Field存在説明

apiVersion

必須

リソースの API バージョンを指定します (例: shipwright.io/v1beta1)。

kind

必須

リソースのタイプを指定します (例: Build)

metadata

必須

カスタムリソース定義インスタンスを識別するメタデータ (Build リソースの名前など) を示します。

spec.source

必須

Git リポジトリーやソースバンドルイメージなど、ソースコードの場所を示します。

spec.strategy

必須

Build リソースに使用されるストラテジーの名前とタイプを示します。

spec.output

必須

生成されたイメージがプッシュされる場所を示します。

spec.output.pushSecret

必須

コンテナーレジストリーにアクセスするための既存のシークレットを示します。

spec.paramValues

任意

ビルドストラテジーで定義されたパラメーターの値を指定するための名前と値のリストを示します。

spec.timeout

任意

カスタムタイムアウトを定義します。デフォルト値は 10 分です。このフィールドの値は、BuildRun リソースで上書きできます。

spec.output.annotations

任意

出力イメージにアノテーションを付けるために使用できるキーと値のペアのリストを示します。

spec.output.labels

任意

出力イメージのラベル付けに使用できるキーと値のペアのリストを示します。

spec.env

任意

ビルドコンテナーに渡すことができる追加の環境変数を定義します。使用可能な変数は、ビルドストラテジーで使用されるツールによって異なります。

spec.retention.ttlAfterFailed

任意

失敗したビルド実行が存在できる期間を指定します。

spec.retention.ttlAfterSucceeded

任意

成功したビルド実行が存続できる期間を指定します。

spec.retention.failedLimit

任意

失敗したビルド実行が存続できる数を指定します。

spec.retention.succeededLimit

任意

成功したビルド実行が存続できる数を指定します。

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