1.7. ビルドの保持パラメーター定義


以下の目的で保持パラメーターを定義できます。

  • 完了したビルド実行が存続できる期間を指定する
  • ビルドに対して存在できる成功または失敗したビルド実行の数を指定する

保持パラメーターは、BuildRun インスタンスまたはリソースを自動的にクリーンアップする方法を提供します。Build CR では、以下の保持パラメーターの値を設定できます。

  • retention.succeededLimit: ビルドに対して存在できる、成功したビルド実行の数を定義します。
  • retention.failedLimit: ビルドに対して存在できる、失敗したビルド実行の数を定義します。
  • retention.ttlAfterFailed: 失敗したビルド実行が存在できる期間を指定します。
  • retention.ttlAfterSucceeded: 成功したビルド実行が存在できる期間を指定します。

次の例は、Build CR での保持パラメーターの使用方法を示しています。

apiVersion: shipwright.io/v1beta1
kind: Build
metadata:
  name: build-retention-ttl
spec:
  source:
    git:
      url: "https://github.com/shipwright-io/sample-go"
    contextDir: docker-build
  strategy:
    kind: ClusterBuildStrategy
    name: buildah
  output:
  # ...
  retention:
    ttlAfterFailed: 30m
    ttlAfterSucceeded: 1h
    failedLimit: 10
    succeededLimit: 20
  # ...
注記

retention.failedLimit および retention.succeededLimit パラメーターの値を変更すると、それらの変更がビルドに適用されるとすぐに、新しい制限が適用されます。ただし、retention.ttlAfterFailed パラメーターと retention.ttlAfterSucceeded パラメーターの値を変更すると、新しい保持期間は新しいビルドの実行時にのみ適用されます。以前のビルド実行は、以前の保持期間に従います。BuildRun および Build CR の両方で保持期間を定義している場合は、BuildRun CR で定義された保持期間が優先されます。

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