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12.2.3. ExternalIP アドレスブロックの設定

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ExternalIP アドレスブロックの設定は、cluster という名前の Network カスタムリソース (CR) で定義されます。ネットワーク CR は config.openshift.io API グループに含まれます。

重要

クラスターのインストール時に、Cluster Version Operator (CVO) は cluster という名前のネットワーク CR を自動的に作成します。このタイプのその他の CR オブジェクトの作成はサポートされていません。

以下の YAML は ExternalIP 設定について説明しています。

cluster という名前の network.config.openshift.io CR

apiVersion: config.openshift.io/v1
kind: Network
metadata:
  name: cluster
spec:
  externalIP:
    autoAssignCIDRs: [] 1
    policy: 2
      ...

1
外部 IP アドレスのサービスへの自動割り当てに使用できる CIDR 形式で IP アドレスブロックを定義します。1 つの IP アドレス範囲のみが許可されます。
2
IP アドレスのサービスへの手動割り当ての制限を定義します。制限が定義されていない場合は、Service オブジェクトに spec.externalIP フィールドを指定しても許可されません。デフォルトで、制限は定義されません。

以下の YAML は、policy スタンザのフィールドについて説明しています。

Network.config.openshift.io policy スタンザ

policy:
  allowedCIDRs: [] 1
  rejectedCIDRs: [] 2

1
CIDR 形式の許可される IP アドレス範囲の一覧。
2
CIDR 形式の拒否される IP アドレス範囲の一覧。
外部 IP 設定の例

外部 IP アドレスプールの予想される複数の設定が以下の例で表示されています。

  • 以下の YAML は、自動的に割り当てられた外部 IP アドレスを有効にする設定について説明しています。

    spec.externalIP.autoAssignCIDRs が設定された設定例

    apiVersion: config.openshift.io/v1
    kind: Network
    metadata:
      name: cluster
    spec:
      ...
      externalIP:
        autoAssignCIDRs:
        - 192.168.132.254/29

  • 以下の YAML は、許可された、および拒否された CIDR 範囲のポリシールールを設定します。

    spec.externalIP.policy が設定された設定例

    apiVersion: config.openshift.io/v1
    kind: Network
    metadata:
      name: cluster
    spec:
      ...
      externalIP:
        policy:
          allowedCIDRs:
          - 192.168.132.0/29
          - 192.168.132.8/29
          rejectedCIDRs:
          - 192.168.132.7/32

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