9.2.3. namespace の手動で割り当てられた egress IP アドレスの設定
OpenShift Container Platform で、1 つ以上の egress IP アドレスを namespace に関連付けることができます。
前提条件
-
OpenShift CLI (
oc
) をインストールしている。 -
cluster-admin
ロールを持つユーザーとしてクラスターにアクセスできる。
手順
以下の JSON オブジェクトを必要な IP アドレスで指定して、
NetNamespace
オブジェクトを更新します。$ oc patch netnamespace <project> --type=merge -p \ 1 '{ "egressIPs": [ 2 "<ip_address>" ] }'
たとえば、
project1
プロジェクトを192.168.1.100
の IP アドレスに割り当てるには、以下を実行します。$ oc patch netnamespace project1 --type=merge \ -p '{"egressIPs": ["192.168.1.100"]}'
egressIPs
を異なるノードの 2 つ以上の IP アドレスに設定し、高可用性を確保することができます。複数の egress IP アドレスが設定される場合、Pod は egress の一覧にある最初の IP を使用しますが、IP アドレスをホストするノードが失敗する場合、Pod は短時間の遅延の後に一覧にある次の IP の使用に切り替えます。egress IP をノードホストに手動で割り当てます。
egressIPs
パラメーターを、ノードホストのHostSubnet
オブジェクトに設定します。以下の JSON を使用して、そのノードホストに割り当てる必要のある任意の数の IP を含めることができます。$ oc patch hostsubnet <node_name> --type=merge -p \ 1 '{ "egressIPs": [ 2 "<ip_address_1>", "<ip_address_N>" ] }'
たとえば、
node1
に Egress IP192.168.1.100
、192.168.1.101
、および192.168.1.102
が設定されるように指定するには、以下を実行します。$ oc patch hostsubnet node1 --type=merge -p \ '{"egressIPs": ["192.168.1.100", "192.168.1.101", "192.168.1.102"]}'
直前の例では、
project1
のすべての egress トラフィックは、指定された egress IP をホストするノードにルーティングされてから、その IP アドレスに (NAT を使用して) 接続されます。