6.14.6. DataVolume のストレージのデフォルト
kubevirt-storage-class-defaults
ConfigMap は DataVolume の アクセスモード および ボリュームモード のデフォルト設定を提供します。Web コンソールで、基礎となるストレージにより適した DataVolume を作成するために、ConfigMap に対してストレージクラスのデフォルトを編集したり、追加したりできます。
6.14.6.1. DataVolume のストレージ設定について
DataVolume では、定義された アクセスモード と ボリュームモード を Web コンソールで作成する必要があります。これらのストレージ設定は、デフォルトで ReadWriteOnce
アクセスモードおよび Filesystem
ボリュームモードで設定されます。
これらの設定は、openshift-cnv
namespace で kubevirt-storage-class-defaults
ConfigMap を編集して変更できます。また、異なるストレージタイプについて Web コンソールで DataVolume を作成するために、他のストレージクラスの設定を追加することもできます。
基礎となるストレージでサポートされるストレージ設定を設定する必要があります。
Web コンソールで作成するすべての DataVolume は、ConfigMap にも定義されるストレージクラスを指定しない限り、デフォルトのストレージ設定を使用します。
6.14.6.1.1. アクセスモード
DataVolume は以下のアクセスモードをサポートします。
-
ReadWriteOnce
: ボリュームは単一ノードで、read-write としてマウントできます。ReadWriteOnce
にはより多様性があり、これはデフォルトの設定です。 -
ReadWriteMany
: ボリュームは数多くのノードで、read-write としてマウントできます。ReadWriteMany
は、ノード間の仮想マシンのライブマイグレーションなどの、一部の機能で必要になります。
ReadWriteMany
は、基礎となるストレージがこれをサポートしている場合に推奨されます。
6.14.6.1.2. ボリュームモード
ボリュームモードは、ボリュームをフォーマットされたファイルシステムで使用するか、または raw ブロック状態のままにするかを定義します。DataVolume は以下のボリュームモードをサポートします。
-
Filesystem
: DataVolume にファイルシステムを作成します。これはデフォルトの設定です。 -
Block
: ブロック DataVolume を作成します。基礎となるストレージがサポートしている場合は、Block
を使用します。