3.4.5. CAM Web コンソールでの移行計画の作成


CAM Web コンソールで移行計画を作成できます。

前提条件

  • CAM Web コンソールには以下が含まれている必要があります。

    • ソースクラスター
    • CAM ツールのインストール時に自動的に追加されるターゲットクラスター
    • レプリケーションリポジトリー
  • ソースおよびターゲットクラスターには、相互に対するネットワークアクセスやレプリケーションリポジトリーへのネットワークアクセスがなければなりません。
  • スナップショットを使用してデータをコピーする場合、ソースおよびターゲットクラスターは、同じクラウドプロバイダー (AWS、GCP、または Azure) および同じリージョンで実行される必要があります。

手順

  1. CAM Web コンソールにログインします。
  2. Plans セクションで、Add plan をクリックします。
  3. Plan name を入力し、Next をクリックします。

    Plan name には、最大 253 文字の小文字の英数字 (a-z、0-9) を含めることができます。スペースまたはアンダースコア (_) を含めることはできません。

  4. Source cluster を選択します。
  5. Target clusterを選択します。
  6. Replication repository を選択します。
  7. 移行するプロジェクトを選択し、Next をクリックします。
  8. PV の Copy または Move を選択します。

    • Copy は、ソースクラスターの PV のデータをレプリケーションリポジトリーにコピーしてから、これを同様の特徴のある新規に作成された PV で復元します。

      オプション: Verify copy を選択して、ファイルシステムメソッドでコピーされたデータを検証できます。このオプションを使用すると、各ソースファイルのチェックサムが生成され、復元後のチェックが実行されるため、パフォーマンスが大幅に低下します。

    • Move は、ソースクラスターからリモートボリューム (例: NFS) をアンマウントし、リモートボリュームをポイントするターゲットクラスターで PV リソースを作成し、その後にリモートボリュームをターゲットクラスターにマウントします。ターゲットクラスターで実行されているアプリケーションは、ソースクラスターが使用していたものと同じリモートボリュームを使用します。リモートボリュームは、ソースクラスターおよびターゲットクラスターからアクセスできる必要があります。
  9. Next をクリックします。
  10. PV の Copy method を選択します。

    • Snapshot は、クラウドプロバイダーのスナップショット機能を使用してディスクのバックアップおよび復元を行います。この場合、ファイルシステムを使用する場合よりもはるかに高速になります。

      注記

      ストレージおよびクラスターは同じリージョンにあり、ストレージクラスには互換性がなければなりません。

    • ファイルシステムは、データファイルをソースディスクから新規に作成されたターゲットディスクにコピーします。
  11. PV の Storage class を選択します。

    Filesystem のコピー方法を選択した場合、移行時にストレージクラスを変更できます。たとえば、Red Hat Gluster Storage または NFS ストレージから Red Hat Ceph Storage に変更できます。

  12. Next をクリックします。
  13. 移行フックを追加する必要がある場合は、Add Hook をクリックして、以下の手順を実行します。

    1. フックの名前を指定します。
    2. Ansible playbook を選択して独自の Playbook を使用するか、または別の言語で作成されがフックに Custom container image を選択します。
    3. Browse をクリックして Playbook をアップロードします。
    4. オプション: デフォルトの Ansible ランタイムイメージを使用していない場合は、カスタムの Ansible イメージを指定します。
    5. フックを実行する必要のあるクラスターを指定します。
    6. サービスアカウント名を指定します。
    7. namespace を指定します。
    8. フックを実行する必要のある移行手順を選択します。

      • PreBackup: バックアップタスクがソースクラスターで開始される前
      • PostBackup: バックアップタスクがソースクラスターで完了した後
      • PreRestore: 復元タスクがターゲットクラスターで開始される前
      • PostRestore: 復元タスクがターゲットクラスターで完了した後
  14. Add をクリックします。

    移行計画に最大 4 つのフックを追加し、それぞれのフックを異なる移行手順に割り当てることができます。

  15. Finish をクリックします。
  16. Close をクリックします。

    移行計画は Plans セクションに表示されます。

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