10.5.2. YAML メソッドでの SinkBinding の使用


以下に、SinkBinding インスタンスを作成し、管理し、削除するために必要な手順を説明します。

前提条件

  • Knative Serving および Eventing がインストールされている。

手順

  1. SinkBinding が正しく設定されていることを確認するには、受信メッセージをログにダンプする Knative イベント表示サービスまたはイベントシンクを作成します。

    1. 以下のサンプル YAML を service.yaml という名前のファイルにコピーします。

      apiVersion: serving.knative.dev/v1
      kind: Service
      metadata:
        name: event-display
      spec:
        template:
          spec:
            containers:
              - image: quay.io/openshift-knative/knative-eventing-sources-event-display:latest
    2. service.yaml ファイルを作成した後に、以下を入力してこれを適用します。

      $ oc apply -f service.yaml
  2. イベントをサービスに転送する SinkBinding を作成します。

    1. sinkbinding.yaml という名前のファイルを作成し、以下のサンプルコードをこれにコピーします。

      apiVersion: sources.knative.dev/v1alpha1
      kind: SinkBinding
      metadata:
        name: bind-heartbeat
      spec:
        subject:
          apiVersion: batch/v1
          kind: Job 1
          selector:
            matchLabels:
              app: heartbeat-cron
      
        sink:
          ref:
            apiVersion: serving.knative.dev/v1
            kind: Service
            name: event-display
    1
    この例では、ラベル app: heartbeat-cron を指定したジョブがイベントシンクにバインドされます。
    1. sinkbinding.yaml ファイルを作成した後に、以下を入力してこれを適用します。

      $ oc apply -f sinkbinding.yaml
  3. CronJob を作成します。

    1. heartbeats-cronjob.yaml という名前のファイルを作成し、以下のサンプルコードをこれにコピーします。

      apiVersion: batch/v1beta1
      kind: CronJob
      metadata:
        name: heartbeat-cron
      spec:
      spec:
        # Run every minute
        schedule: "* * * * *"
        jobTemplate:
          metadata:
            labels:
              app: heartbeat-cron
          spec:
            template:
              spec:
                restartPolicy: Never
                containers:
                  - name: single-heartbeat
                    image: quay.io/openshift-knative/knative-eventing-sources-heartbeats:latest
                    args:
                      - --period=1
                    env:
                      - name: ONE_SHOT
                        value: "true"
                      - name: POD_NAME
                        valueFrom:
                          fieldRef:
                            fieldPath: metadata.name
                      - name: POD_NAMESPACE
                        valueFrom:
                          fieldRef:
                            fieldPath: metadata.namespace
    2. heartbeats-cronjob.yaml ファイルを作成した後に、以下を入力してこれを適用します。

      $ oc apply -f heartbeats-cronjob.yaml
  4. 以下のコマンドを入力し、出力を検査して、コントローラーが正しくマップされていることを確認します。

    $ oc get sinkbindings.sources.knative.dev bind-heartbeat -oyaml

    出力例

    spec:
      sink:
        ref:
          apiVersion: serving.knative.dev/v1
          kind: Service
          name: event-display
          namespace: default
      subject:
        apiVersion: batch/v1
        kind: Job
        namespace: default
        selector:
          matchLabels:
            app: heartbeat-cron

検証手順

メッセージダンパー機能ログを確認して、Kubernetes イベントが Knative イベントシンクに送信されていることを確認できます。

  1. 以下のコマンドを入力して、メッセージダンパー機能ログを表示します。

    $ oc get pods
    $ oc logs $(oc get pod -o name | grep event-display) -c user-container

    出力例

    ☁️  cloudevents.Event
    Validation: valid
    Context Attributes,
      specversion: 1.0
      type: dev.knative.eventing.samples.heartbeat
      source: https://knative.dev/eventing-contrib/cmd/heartbeats/#event-test/mypod
      id: 2b72d7bf-c38f-4a98-a433-608fbcdd2596
      time: 2019-10-18T15:23:20.809775386Z
      contenttype: application/json
    Extensions,
      beats: true
      heart: yes
      the: 42
    Data,
      {
        "id": 1,
        "label": ""
      }

Red Hat logoGithubRedditYoutubeTwitter

詳細情報

試用、購入および販売

コミュニティー

Red Hat ドキュメントについて

Red Hat をお使いのお客様が、信頼できるコンテンツが含まれている製品やサービスを活用することで、イノベーションを行い、目標を達成できるようにします。

多様性を受け入れるオープンソースの強化

Red Hat では、コード、ドキュメント、Web プロパティーにおける配慮に欠ける用語の置き換えに取り組んでいます。このような変更は、段階的に実施される予定です。詳細情報: Red Hat ブログ.

会社概要

Red Hat は、企業がコアとなるデータセンターからネットワークエッジに至るまで、各種プラットフォームや環境全体で作業を簡素化できるように、強化されたソリューションを提供しています。

© 2024 Red Hat, Inc.