第8章 ライブマイグレーション


8.1. 仮想マシンのライブマイグレーション

8.1.1. 前提条件

  • LiveMigration を使用する前に、仮想マシンで使用されるストレージクラスに、共有 ReadWriteMany (RWX) アクセスモードを持つ PersistentVolumeClaim (PVC) があることを確認します。DataVolume のストレージのデフォルト について参照し、ストレージ設定が正しいことを確認します。

8.1.2. ライブマイグレーションについて

ライブマイグレーションは、仮想ワークロードまたはアクセスに支障を与えることなく、実行中の仮想マシンインスタンスをクラスター内の別のノードに移行するプロセスです。これは、他のノードに移行する仮想マシンインスタンスを選択する場合は手動プロセスで実行でき、仮想マシンインスタンスに LiveMigrate エビクションストラテジーがあり、これが実行されるノードがメンテナーンス状態の場合には自動プロセスで実行できます。

重要

仮想マシンでは、共有 ReadWriteMany (RWX) アクセスモードを持つ PersistentVolumeClaim (PVC) のライブマイグレーションが必要です。

8.1.3. LiveMigration のアクセスモードの更新

LiveMigration が適切に機能するには、ReadWriteMany (RWX) アクセスモードを使用する必要があります。必要に応じて、以下の手順でアクセスモードを更新します。

手順

  • RWX アクセスモードを設定するには、以下の oc patch コマンドを実行します。

    $ oc patch -n openshift-cnv \
        cm kubevirt-storage-class-defaults \
            -p '{"data":{"'$<STORAGE_CLASS>'.accessMode":"ReadWriteMany"}}'
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