1.2.2. メンテナーンスとサポート
OpenShift Container Platform モニタリングの設定は、本書で説明されているオプションを使用して行う方法がサポートされている方法です。サポートされていない他の設定は使用しないでください。設定のパラダイムが Prometheus リリース間で変更される可能性があり、このような変更には、設定のすべての可能性が制御されている場合のみ適切に対応できます。本セクションで説明されている設定以外の設定を使用する場合、cluster-monitoring-operator が差分を調整するため、変更内容は失われます。Operator はデフォルトで定義された状態へすべてを元に戻します。
明示的にサポート対象外とされているケースには、以下が含まれます。
-
追加の
ServiceMonitor
オブジェクトをopenshift-*
namespace に作成する。これにより、クラスターモニタリング Prometheus インスタンスの収集ターゲットが拡張されます。これは、対応不可能な競合および負荷の差異を生じさせる可能性があるため、Prometheus のセットアップが不安定になる可能性があります。 -
予期しない
ConfigMap
オブジェクトまたはPrometheusRule
オブジェクトの作成。これにより、クラスターモニタリング Prometheus インスタンスに追加のアラートおよび記録ルールが組み込まれます。 - スタックのリソースの変更。Prometheus Monitoring Stack スタックは、そのリソースが常に期待される状態にあることを確認します。これらが変更される場合、スタックはこれらをリセットします。
- 目的に合わせてスタックのリソースを使用する。Prometheus クラスターモニタリングスタックによって作成されるリソースは、後方互換性の保証がないために他のリソースで使用されることは意図されていません。
- クラスターモニタリング Operator によるモニタリングスタックの調整を停止する。
- 新規アラートルールの追加。
- モニタリングスタック Grafana インスタンスの変更。