7.4.5. Elasticsearch のルートとしての公開


デフォルトでは、クラスターロギングでデプロイされた Elasticsearch はロギングクラスターの外部からアクセスできません。データにアクセスするツールについては、Elasticsearch へ外部アクセスするために re-encryption termination でルートを有効にすることができます。

re-encrypt ルート、OpenShift Container Platform トークンおよびインストールされた Elasticsearch CA 証明書を作成して Elasticsearch に外部からアクセスすることができます。次に、以下を含む cURL 要求を持つ Elasticsearch ノードにアクセスします。

内部からは、Elasticsearch クラスター IP を使用して Elastiscearch にアクセスすることができます。

以下のコマンドのいずれかを使用して、Elasticsearch クラスター IP を取得できます。

$ oc get service elasticsearch -o jsonpath={.spec.clusterIP} -n openshift-logging

172.30.183.229
oc get service elasticsearch -n openshift-logging

NAME            TYPE        CLUSTER-IP       EXTERNAL-IP   PORT(S)    AGE
elasticsearch   ClusterIP   172.30.183.229   <none>        9200/TCP   22h

$ oc exec elasticsearch-cdm-oplnhinv-1-5746475887-fj2f8 -n openshift-logging -- curl -tlsv1.2 --insecure -H "Authorization: Bearer ${token}" "https://172.30.183.229:9200/_cat/health"

  % Total    % Received % Xferd  Average Speed   Time    Time     Time  Current
                                 Dload  Upload   Total   Spent    Left  Speed
100    29  100    29    0     0    108      0 --:--:-- --:--:-- --:--:--   108

前提条件

  • クラスターロギングおよび Elasticsearch がインストールされている。
  • ログにアクセスできるようになるには、プロジェクトへのアクセスが必要です。

手順

Elasticsearch を外部に公開するには、以下を実行します。

  1. openshift-logging プロジェクトに切り替えます。

    $ oc project openshift-logging
  2. Elasticsearch から CA 証明書を抽出し、admin-ca ファイルに書き込みます。

    $ oc extract secret/elasticsearch --to=. --keys=admin-ca
    
    admin-ca
  3. Elasticsearch サービスのルートを YAML ファイルとして作成します。

    1. 以下のように YAML ファイルを作成します。

      apiVersion: route.openshift.io/v1
      kind: Route
      metadata:
        name: elasticsearch
        namespace: openshift-logging
      spec:
        host:
        to:
          kind: Service
          name: elasticsearch
        tls:
          termination: reencrypt
          destinationCACertificate: | 1
      1
      次の手順で Elasticsearch CA 証明書を追加するか、またはコマンドを使用します。一部の re-encrypt ルートで必要とされる spec.tls.keyspec.tls.certificate、および spec.tls.caCertificate パラメーターを設定する必要はありません。
    2. 以下のコマンドを実行して作成したルート YAML に Elasticsearch CA 証明書を追加します。

      $ cat ./admin-ca | sed -e "s/^/      /" >> <file-name>.yaml
    3. ルートを作成します。

      $ oc create -f <file-name>.yaml
      
      route.route.openshift.io/elasticsearch created
  4. Elasticsearch サービスが公開されていることを確認します。

    1. 要求に使用されるこの ServiceAccount のトークンを取得します。

      $ token=$(oc whoami -t)
    2. 作成した elasticsearch ルートを環境変数として設定します。

      $ routeES=`oc get route elasticsearch -o jsonpath={.spec.host}`
    3. ルートが正常に作成されていることを確認するには、公開されたルート経由で Elasticsearch にアクセスする以下のコマンドを実行します。

      $ curl -tlsv1.2 --insecure -H "Authorization: Bearer ${token}" "https://${routeES}/.operations.*/_search?size=1" | jq

      以下のような出力が表示されます。

        % Total    % Received % Xferd  Average Speed   Time    Time     Time  Current
                                       Dload  Upload   Total   Spent    Left  Speed
      100   944  100   944    0     0     62      0  0:00:15  0:00:15 --:--:--   204
      {
        "took": 441,
        "timed_out": false,
        "_shards": {
          "total": 3,
          "successful": 3,
          "skipped": 0,
          "failed": 0
        },
        "hits": {
          "total": 89157,
          "max_score": 1,
          "hits": [
            {
              "_index": ".operations.2019.03.15",
              "_type": "com.example.viaq.common",
              "_id": "ODdiNWIyYzAtMjg5Ni0TAtNWE3MDY1MjMzNTc3",
              "_score": 1,
              "_source": {
                "_SOURCE_MONOTONIC_TIMESTAMP": "673396",
                "systemd": {
                  "t": {
                    "BOOT_ID": "246c34ee9cdeecb41a608e94",
                    "MACHINE_ID": "e904a0bb5efd3e36badee0c",
                    "TRANSPORT": "kernel"
                  },
                  "u": {
                    "SYSLOG_FACILITY": "0",
                    "SYSLOG_IDENTIFIER": "kernel"
                  }
                },
                "level": "info",
                "message": "acpiphp: Slot [30] registered",
                "hostname": "localhost.localdomain",
                "pipeline_metadata": {
                  "collector": {
                    "ipaddr4": "10.128.2.12",
                    "ipaddr6": "fe80::xx:xxxx:fe4c:5b09",
                    "inputname": "fluent-plugin-systemd",
                    "name": "fluentd",
                    "received_at": "2019-03-15T20:25:06.273017+00:00",
                    "version": "1.3.2 1.6.0"
                  }
                },
                "@timestamp": "2019-03-15T20:00:13.808226+00:00",
                "viaq_msg_id": "ODdiNWIyYzAtMYTAtNWE3MDY1MjMzNTc3"
              }
            }
          ]
        }
      }
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