1.8.11. RHBA-2020:2310 - OpenShift Container Platform 4.4.6 バグ修正の更新


発行日: 2020-06-01

OpenShift Container Platform リリース 4.4.6 が公開されました。この更新に含まれるバグ修正の一覧は、RHBA-2020:2310 アドバイザリーにまとめられています。この更新に含まれる RPM パッケージは、 RHBA-2020:2309 アドバイザリーで提供されています。

このアドバイザリーでは、このリリースのすべてのコンテナーイメージに関する説明は除外されています。このリリースのコンテナーイメージに関する情報については、以下の記事を参照してください。

OpenShift Container Platform 4.4.6 コンテナーイメージの一覧

1.8.11.1. バグ修正

  • 以前のバージョンでは、Samples Operator の非接続サポートの実装により、一部のユーザーに問題が発生していました。この実装では、CVO ベースの Jenkins イメージストリームに対する samplesRegistry の上書きの適用が許可されました。これにより、他のシナリオで samplesRegistry の上書きを使用することがより困難になりました。今回の更新により、samplesRegistry の上書きが必要なくなり、以前の実装に関連する問題を回避できるようになりました。(BZ#1824280)
  • 以前のバージョンでは、Installed Operators ページのオペランド一覧で、条件に status: true が含まれないカスタムリソース status.conditions のステータスが表示される可能性がありました。つまり、表示されるステータスが正しくない可能性がありました。Web コンソールには、status: true の条件のステータスのみが表示されるようになりました。(BZ#1829591)
  • 以前のバージョンでは、以前のリリースからのサンプルテンプレートが後続のリリースで削除されると、見つからないテンプレートが更新を必要とするものとして誤って追跡される場合に、後続のリリースへのアップグレードが失敗する可能性がありました。今回のリリースより、アップグレードプロセスで、以前のリリースに存在していたが、アップグレードするリリースには存在しないテンプレートの更新は試行されなくなりました。(BZ#1832344)
  • 以前のバージョンでは、Cluster Version Operator が HTTPS 経由でメトリクスを提供しようとし、TLS キーおよび証明書が見つからない場合、アクションが失敗しました。今回の更新により、モニタリング Operator は TLS キーおよび証明書を作成し、Cluster Version Operator が HTTPS 経由でメトリクスを提供できるようになりました。(BZ#1835483)
  • 以前のバージョンでは、ワーカーまたはマスターの仮想マシン仕様をカスタマイズする唯一の方法は、インストール前に RHV または oVirt テンプレートをカスタマイズし、インストーラーがそのテンプレートを使用できるように環境変数を設定する方法でした。今回のリリースにより、MachinePool オブジェクトがこのプラットフォーム用に実装され、install-config.yaml ファイルで公開されるようになりました。ワーカーおよびマスター仮想マシンインスタンスは、MachinePool 設定に含まれる仕様で作成されるようになりました。異なるディスクサイズに対応するようになったため、デフォルトのディスクサイズは 120 GB に更新されます。(BZ#1835795)
  • 以前のバージョンでは、クォータの誤った動作により、Pod のデプロイやビルドが失敗する可能性がありました。今回のリリースにより、ビルドコントローラーが更新され、クォータがビルドについて適切に処理されるようになりました。(BZ#1835913)
  • 以前のバージョンでは、ユーザーが CLI または YAML を使用して PipelineRun オブジェクトを作成すると、Web コンソールは応答しなくなりました。今回の更新により、Web コンソールのエラーを回避するためにチェックが追加されました。(BZ#1838792)
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