5.3.4. カスタムビルダーイメージの使用
ビルドプロセス全体を行う固有のビルダーイメージを定義できるように、OpenShift Container Platform のカスタムビルドストラテジーは、コンテナーイメージの作成がよく使用されるようになり、できた差を埋めるために設計されました。ビルドが個別のアーティファクト (パッケージ、JAR、WAR、インストール可能な ZIP およびベースイメージなど) を生成する必要がある場合には、カスタムビルドストラテジーを使用する カスタムビルダーイメージ の使用により、この要件を満たすことができます。
カスタムビルダーイメージは、RPM またはベースのコンテナーイメージの構築など、ビルドプロセスのロジックに組み込まれるプレーンなコンテナーイメージです。
さらに、カスタムビルダーは、単体または統合テストを実行する CI/CD フローなどの拡張ビルドプロセスを実装できます。
カスタムのビルドストラテジーの利点を完全に活用するには、必要なオブジェクトをビルド可能なカスタムビルダーイメージの作成方法を理解する必要があります。
5.3.4.1. カスタムビルダーイメージ
呼び出し時に、カスタムのビルダーイメージは、ビルドの続行に必要な情報が含まれる以下の環境変数を受け取ります。
変数名 | 説明 |
---|---|
|
|
| ビルドするソースが含まれる Git リポジトリーの URL |
|
|
| ビルド時に使用する Git リポジトリーのサブディレクトリーを指定します。定義された場合にのみ表示されます。 |
| ビルドする Git 参照 |
| このビルドオブジェクトを作成した OpenShift Container Platform のマスターのバージョン |
| イメージをプッシュするコンテナーイメージレジストリー |
| ビルドするイメージのコンテナーイメージタグ名 |
|
|