1.8.7. 既知の問題


本リリースには、以下の既知の問題があります。

  • 移行時に、Cluster Application Migration (CAM) ツールは以下の namespace アノテーションを保持します。

    • openshift.io/sa.scc.mcs
    • openshift.io/sa.scc.supplemental-groups
    • openshift.io/sa.scc.uid-range

      これらのアノテーションは UID 範囲を保持し、コンテナーがターゲットクラスターのファイルシステムのパーミッションを保持できるようにします。移行された UID が、ターゲットクラスターの既存の namespace または今後の namespace 内の UID を重複させるリスクがあります。(BZ#1748440)

  • AWS バケットが CAM Web コンソールに追加された後に削除される場合、MigStorage CR は更新されないため、そのステータスは True のままになります。(BZ#1738564)
  • ほとんどのクラスタースコープのリソースは CAM ツールで処理されません。アプリケーションがクラスタースコープのリソースを必要とする場合、ターゲットクラスターでそれらを手動で作成する必要がある場合があります。
  • 移行に失敗すると、移行計画は休止状態の Pod のカスタム PV 設定を保持しません。移行を手動でロールバックし、移行計画を削除し、PV 設定で新たな移行計画を作成する必要があります。(BZ#1784899)
  • Restic のタイムアウトにより大規模な移行が失敗する場合は、Migration コントローラー CR の restic_timeout パラメーターの値 (デフォルト: 1h) を増やすことができます。
  • ファイルシステムのコピー方法で移行される PV のデータ検証オプションを選択すると、パフォーマンスは大幅に遅くなります。Velero は各ファイルのチェックサムを生成し、ファイルを復元する際に確認します。
  • 現在のリリース (CAM 1.2) では、ソースクラスターで使用される特定の API の GroupVersionKinds (GVK) が非推奨になっているため、OpenShift Container Platform 3.7 から 4.4 に移行することはできません。移行後に GVK を手動で更新できます。(BZ#1817251)
  • OpenShift Container Platform 3 クラスターに CAM 1.2 をインストールできない場合は、現在の operator.yml ファイルをダウンロードし、この問題を修正します。(BZ#1843059)
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