7.2. クラスターロギングの管理状態の変更
Cluster Logging Operator または Elasticsearch Operator によって管理される特定のコンポーネントを変更するには、Operator を Unmanaged (管理外) 状態に設定する必要があります。
Unmanaged (管理外) 状態では、Operator は CR の変更に対応しません。Unmanaged (管理外) 状態の場合、管理者が個々のコンポーネントの設定およびアップグレードを完全に制御できることが前提となります。
管理外の状態の Operator はサポートされず、クラスター管理者は個々のコンポーネント設定およびアップグレードを完全に制御していることを前提としています。詳細は、管理外の Operator のサポートポリシー を参照してください。
Managed (管理対象) 状態では、Cluster Logging Operator (CLO) は ClusterLogging
カスタムリソース (CR) の変更に対応し、ロギングデプロイメントを適宜調整します。
OpenShift Container Platform ドキュメントでは、前提条件の段階で OpenShift Container Platform クラスターを Unmanaged (管理外) 状態に設定する必要のあることを示しています。
Elasticsearch Operator (EO) を管理外の状態に設定し、Cluster Logging Operator (CLO) を管理対象のままにする場合、CLO は EO に加えた変更を元に戻します。EO は CLO によって管理されているためです。
7.2.1. クラスターロギングの管理状態の変更
Cluster Logging Operator によって管理されるコンポーネントを変更するには、Operator を Unmanaged (管理外) の状態に設定する必要があります。
- Curator CronJob
-
Elasticsearch
CR, - Kibana Deployment
- ログコレクター DaemonSet
管理対象の状態でこれらのコンポーネントを変更する場合、Cluster Logging Operator はそれらの変更を元に戻します。
管理外のクラスターロギング環境は、Cluster Logging Operator を管理対象の状態に戻すまで更新を受信しません。
前提条件
- Cluster Logging Operator がインストールされている必要があります。
手順
openshift-logging
プロジェクトでClusterLogging
カスタムリソース (CR) を編集します。$ oc edit ClusterLogging instance
$ oc edit ClusterLogging instance apiVersion: "logging.openshift.io/v1" kind: "ClusterLogging" metadata: name: "instance" .... spec: managementState: "Managed" 1
- 1
- 管理状態を
Managed
(管理対象) またはUnmanaged
(管理外) として指定します。