13.8. Cluster Samples Operator
目的
Cluster Samples Operator は、openshift
namespace に保存されるサンプルイメージストリームおよびテンプレート、およびイメージストリームが参照するイメージをインポートするために必要なシークレットとして保存されるコンテナー認証情報を管理します。
初回起動時に、Operator はデフォルトのサンプルリソースを作成し、イメージストリームおよびテンプレートの作成を開始します。イメージストリームは、registry.redhat.io
のイメージを参照する Red Hat Enterprise Linux CoreOS (RHCOS) ベースの OpenShift Container Platform イメージストリームです。同様に、テンプレートは OpenShift Container Platform テンプレートとして分類されます。
Cluster Samples Operator は、その設定リソースと共に openshift-cluster-samples-operator
namespace 内に組み込まれます。起動時に、インストールによってキャプチャーされたプルシークレットを samples-registry-credentials
という名前の openshift
namespace にコピーし、イメージストリームのインポートを容易にします。管理者は必要に応じて追加のシークレットを openshift
namespace に作成できます。これらのシークレットには、イメージのインポートを容易にするために必要なコンテナー config.json
のコンテンツが含まれます。
Cluster Samples Operator のイメージには、関連付けられた OpenShift Container Platform リリースのイメージストリームおよびテンプレートの定義が含まれます。各サンプルには、互換性のある OpenShift Container Platform バージョンを示すアノテーションが含まれます。Operator はこのアノテーションを使用して、各サンプルをリリースバージョンに一致させるようにします。このインベントリーの外にあるサンプルは省略されるサンプルであるために無視されます。Operator によって管理されるサンプルへの変更は、自動的に元に戻されます。jenkins イメージはインストールからのイメージペイロードの一部であり、イメージストリームに直接タグ付けされます。
Samples Operator 設定リソースには、削除時に以下を消去するファイナライザーが含まれます。
- Operator 管理のイメージストリーム
- Operator 管理のテンプレート
- Operator が生成する設定リソース
- クラスターステータスのリソース
-
samples-registry-credentials
シークレット
サンプルリソースの削除時に、Cluster Samples Operator はデフォルト設定を使用してリソースを再作成します。