1.6.5. Red Hat Quay を使用したコンテナーの保存
Red Hat Quay は、Red Hat のエンタープライズレベルの品質の高いコンテナーレジストリー製品です。Red Hat Quay の開発は、アップストリームの Project Quay で行われます。Red Hat Quay は、オンプレミスまたは Quay.io のホスト型バージョンの Red Hat Quay でデプロイできます。
Red Hat Quay のセキュリティー関連機能には、以下が含まれます。
- Time Machine (マシンの時間設定): 設定した期間またはユーザーが選択した有効期限に基づいて、古いタグを持つイメージの有効期限が切れるようにします。
- Repository mirroring (リポジトリーのミラーリング): セキュリティー上の理由から他のレジストリーをミラーリングします。たとえば、会社のファイアウォールの背後の Red Hat Quay でパブリックリポジトリーをホストしたり、パフォーマンス上の理由からレジストリーを使用される場所の近くに配置したりします。
- Action log storage (アクションログの保存): Red Hat Quay のロギング出力を Elasticsearch ストレージ に保存し、後に検索および分析に使用できるようにします。
- Clair security scanning (Clair セキュリティースキャン): 各コンテナーイメージの起点に基づいて、さまざまな Linux 脆弱性データベースに対してイメージをスキャンします。各コンテナーイメージの起点に基づいて、さまざまな Linux 脆弱性データベースに対してイメージをスキャンします。
- Internal authentication (内部認証): Red Hat Quay への RBAC 認証を処理するデフォルトのローカルデータベースを使用するか、LDAP、Keystone (OpenStack)、JWT Custom Authentication、または External Application Token 認証から選択します。
- External authorization (OAuth) (外部認証 (OAuth): GitHub、GitHub Enterprise、または Google 認証からの Red Hat Quay への認証を許可します。
- Access settings (アクセス設定): docker、rkt、匿名アクセス、ユーザー作成のアカウント、暗号化されたクライアントパスワード、または接頭辞、ユーザー名の自動補完での Red Hat Quay へのアクセスを可能にするトークンを生成します。
Red Hat Quay と OpenShift Container Platform の統合が継続されており、とくに関連する OpenShift Container Platform Operator との統合が継続されています。Quay Bridge Operator を使用すると、内部 OpenShift Container Platform レジストリーを Red Hat Quay に置き換えることができます。Quay Container Security Operator を使用すると、Red Hat Quay レジストリーからプルされた OpenShift Container Platform で実行されているイメージの脆弱性を確認できます。