1.6.2. イミュータブルで認定済みのコンテナー
イミュータブルなコンテナー を管理する際に、セキュリティー更新を使用することはとくに重要になります。イミュータブルなコンテナーは、実行中には変更されることのないコンテナーです。イミュータブルなコンテナーをデプロイする場合には、実行中のコンテナーにステップインして 1 つ以上のバイナリーを置き換えることはできません。運用上の観点では、更新されたコンテナーイメージを再ビルド、再デプロイし、コンテナーを変更するのではなく、コンテナーの置き換えを行います。
以下は、Red Hat 認定イメージの特徴になります。
- プラットフォームの各種コンポーネントまたは層に既知の脆弱性がない。
- ベアメタルからクラウドまで、RHEL プラットフォーム全体で互換性がある。
- Red Hat によってサポートされる。
既知の脆弱性の一覧は常に更新されるので、デプロイ済みのコンテナーイメージのコンテンツのほか、新規にダウンロードしたイメージを継続的に追跡する必要があります。Red Hat セキュリティーアドバイザリー (RHSA) を利用して、Red Hat 認定コンテナーイメージで新たに発見される問題についての警告を受け、更新されたイメージを確認することができます。または、Red Hat Ecosystem Catalog にアクセスして、その問題および各 Red Hat イメージの他のセキュリティー関連の問題について検索することもできます。