6.2.2. マシンセットの作成


インストールプログラムによって作成されるものに加え、独自のマシンセットを作成して、選択する特定のワークロードに対するマシンのコンピュートリソースを動的に管理することができます。

前提条件

  • OpenShift Container Platform クラスターをデプロイすること。
  • OpenShift CLI (oc) をインストールしている。
  • cluster-admin パーミッションを持つユーザーとして、oc にログインする。

手順

  1. 説明されているようにマシンセット カスタムリソース (CR) サンプルを含む新規 YAML ファイルを作成し、そのファイルに <file_name>.yaml という名前を付けます。

    <clusterID> および <role> パラメーターの値を設定していることを確認します。

    1. 特定のフィールドに設定する値が不明な場合は、クラスターから既存のマシンセットを確認できます。

      $ oc get machinesets -n openshift-machine-api
      
      NAME                                DESIRED   CURRENT   READY   AVAILABLE   AGE
      agl030519-vplxk-worker-us-east-1a   1         1         1       1           55m
      agl030519-vplxk-worker-us-east-1b   1         1         1       1           55m
      agl030519-vplxk-worker-us-east-1c   1         1         1       1           55m
      agl030519-vplxk-worker-us-east-1d   0         0                             55m
      agl030519-vplxk-worker-us-east-1e   0         0                             55m
      agl030519-vplxk-worker-us-east-1f   0         0                             55m
    2. 特定のマシンセットの値を確認します。

      $ oc get machineset <machineset_name> -n \
           openshift-machine-api -o yaml
      
      ....
      
      template:
          metadata:
            labels:
              machine.openshift.io/cluster-api-cluster: agl030519-vplxk 1
              machine.openshift.io/cluster-api-machine-role: worker 2
              machine.openshift.io/cluster-api-machine-type: worker
              machine.openshift.io/cluster-api-machineset: agl030519-vplxk-worker-us-east-1a
      1
      クラスター ID です。
      2
      デフォルトのノードラベル。
  2. 新規 MachineSet CR を作成します。

    $ oc create -f <file_name>.yaml
  3. マシンセットの一覧を表示します。

    $ oc get machineset -n openshift-machine-api
    
    
    NAME                                DESIRED   CURRENT   READY   AVAILABLE   AGE
    agl030519-vplxk-infra-us-east-1a    1         1         1       1           11m
    agl030519-vplxk-worker-us-east-1a   1         1         1       1           55m
    agl030519-vplxk-worker-us-east-1b   1         1         1       1           55m
    agl030519-vplxk-worker-us-east-1c   1         1         1       1           55m
    agl030519-vplxk-worker-us-east-1d   0         0                             55m
    agl030519-vplxk-worker-us-east-1e   0         0                             55m
    agl030519-vplxk-worker-us-east-1f   0         0                             55m

    新規のマシンセットが利用可能な場合、 DESIRED および CURRENT の値は一致します。マシンセットが利用可能でない場合、数分待機してからコマンドを再度実行します。

  4. 新規のマシンセットが利用可能になった後に、マシンおよびそれが参照するノードのステータスを確認します。

    $ oc describe machine <name> -n openshift-machine-api

    以下に例を示します。

    $ oc describe machine agl030519-vplxk-infra-us-east-1a -n openshift-machine-api
    
    status:
      addresses:
      - address: 10.0.133.18
        type: InternalIP
      - address: ""
        type: ExternalDNS
      - address: ip-10-0-133-18.ec2.internal
        type: InternalDNS
      lastUpdated: "2019-05-03T10:38:17Z"
      nodeRef:
        kind: Node
        name: ip-10-0-133-18.ec2.internal
        uid: 71fb8d75-6d8f-11e9-9ff3-0e3f103c7cd8
      providerStatus:
        apiVersion: awsproviderconfig.openshift.io/v1beta1
        conditions:
        - lastProbeTime: "2019-05-03T10:34:31Z"
          lastTransitionTime: "2019-05-03T10:34:31Z"
          message: machine successfully created
          reason: MachineCreationSucceeded
          status: "True"
          type: MachineCreation
        instanceId: i-09ca0701454124294
        instanceState: running
        kind: AWSMachineProviderStatus
  5. 新しいノードを表示し、新規ノードが指定したラベルを持っていることを確認します。

    $ oc get node <node_name> --show-labels

    コマンド出力を確認し、node-role.kubernetes.io/<your_label>LABELS 一覧にあることを確認します。

注記

マシンセットへの変更は、マシンセットが所有する既存のマシンには適用されません。たとえば、編集されたか、または既存のマシンセットに追加されたラベルは、マシンセットに関連付けられた既存マシンおよびノードには伝播しません。

次のステップ

他のアベイラビリティーゾーンでマシンセットが必要な場合、このプロセスを繰り返して追加のマシンセットを作成します。

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