4.2.4. マスターノードをスケジュール対象 (Schedulable) として設定
OpenShift Container Platform 4.2 の時点で、マスターノードをスケジュール対象 (Schedulable) に設定できるようになりました。つまり、新規 Pod はマスターノードに配置できるようになりました。デフォルトで、マスターノードはスケジュール対象ではありません。ただし、クラスターにワーカーノードが含まれていない場合、マスターノードはデフォルトでスケジュール対象としてマークされます。
バージョン 4.4 では、ワーカーノードのないクラスターを作成する機能は、テクノロジープレビューとして、ベアメタルにデプロイされるクラスターのみで利用できます。すべてのクラスタータイプについては、マスターをスケジュール対象 (Schedulable) に設定できますが、ワーカーノードを保持する必要があります。
マスターノードをスケジュール対象/対象外としてマークするには、mastersSchedulable
フィールドを設定します。
手順
schedulers.config.openshift.io
リソースを編集します。$ oc edit schedulers.config.openshift.io cluster
mastersSchedulable
フィールドを設定します。apiVersion: config.openshift.io/v1 kind: Scheduler metadata: creationTimestamp: "2019-09-10T03:04:05Z" generation: 1 name: cluster resourceVersion: "433" selfLink: /apis/config.openshift.io/v1/schedulers/cluster uid: a636d30a-d377-11e9-88d4-0a60097bee62 spec: mastersSchedulable: false 1 policy: name: "" status: {}
- 1
- マスターノードがスケジュール対象 (Schedulable) になるのを許可する場合は
true
に設定し、マスターノードがスケジュール対象となるのを拒否するは、false
に設定します。
- 変更を適用するためにファイルを保存します。