7.6.3. Curator のトラブルシューティング


本セクションの情報を使用して Curator のデバッグを実行できます。たとえば、Curator が失敗状態にあり、ログメッセージで理由が示されていない場合、次にスケジュールされている cron ジョブの実行を待機する代わりに、ログレベルを引き上げ、新規ジョブをトリガーできます。

前提条件

クラスターロギングおよび Elasticsearch がインストールされている。

手順

Curator のデバッグログを有効にし、次の Curator の反復を手動でトリガーします。

  1. Curator のデバッグログを有効にします。

    $ oc set env cronjob/curator CURATOR_LOG_LEVEL=DEBUG CURATOR_SCRIPT_LOG_LEVEL=DEBUG

    ログレベルを指定します。

    • CRITICAL。Curator は重大なメッセージのみを表示します。
    • ERROR。Curator はエラーおよび重大なメッセージのみを表示します。
    • WARNING。Curator はエラー、警告、および重大なメッセージのみを表示します。
    • INFO。Curator は情報、エラー、警告、および重大なメッセージのみを表示します。
    • DEBUG。Curator は上記のすべてに加えてデバッグメッセージのみを表示します。

      デフォルト値は INFO です。

      注記

      クラスターロギングは、OpenShift Container Platform ラッパースクリプト (run.sh および convert.py) で OpenShift Container Platform カスタム環境変数 CURATOR_SCRIPT_LOG_LEVEL を使用します。この環境変数は、必要に応じてスクリプトのデバッグ用に CURATOR_LOG_LEVEL と同じ値を取ります。

  2. 次の Curator の反復をトリガーします。

    $ oc create job --from=cronjob/curator <job_name>
  3. 以下のコマンドを使用して CronJob を制御します。

    • CronJob を一時停止します。

      $ oc patch cronjob curator -p '{"spec":{"suspend":true}}'
    • CronJob を再開します。

      $ oc patch cronjob curator -p '{"spec":{"suspend":false}}'
    • CronJob スケジュールを変更します。

      $ oc patch cronjob curator -p '{"spec":{"schedule":"0 0 * * *"}}' 1
      1
      schedule オプションは、cron 形式 のスケジュールを受け入れます。
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