1.8.2. イメージソースのデプロイの制御


重要な点として、対象とするイメージが実際にデプロイされていることや、組み込まれているコンテンツを持つイメージが信頼されるソースからのものであること、またそれらが変更されていないことを確認できる必要があります。これは、暗号による署名を使用して実行できます。OpenShift Container Platform では、クラスター管理者がデプロイメント環境とセキュリティー要件を反映した (広義または狭義のものを含む) セキュリティーポリシーを適用できます。このポリシーは、以下の 2 つのパラメーターで定義されます。

  • 1 つ以上のレジストリー (オプションのプロジェクト namespace を使用)
  • 信頼タイプ (accept、reject、または require public key(s))

これらのポリシーパラメーターを使用して、レジストリー全体、レジストリーの一部、または個別のイメージに対して信頼関係を許可、拒否、または要求することができます。信頼されたパブリックキーを使用して、ソースが暗号で検証されていることを確認できます。このポリシールールはノードに適用されます。ポリシーは、すべてのノード全体に均一に適用されるか、または異なるノードのワークロード (例: ビルド、ゾーン、または環境) ごとにターゲットが設定される場合があります。

イメージ署名ポリシーファイルの例

{
    "default": [{"type": "reject"}],
    "transports": {
        "docker": {
            "access.redhat.com": [
                {
                    "type": "signedBy",
                    "keyType": "GPGKeys",
                    "keyPath": "/etc/pki/rpm-gpg/RPM-GPG-KEY-redhat-release"
                }
            ]
        },
        "atomic": {
            "172.30.1.1:5000/openshift": [
                {
                    "type": "signedBy",
                    "keyType": "GPGKeys",
                    "keyPath": "/etc/pki/rpm-gpg/RPM-GPG-KEY-redhat-release"
                }
            ],
            "172.30.1.1:5000/production": [
                {
                    "type": "signedBy",
                    "keyType": "GPGKeys",
                    "keyPath": "/etc/pki/example.com/pubkey"
                }
            ],
            "172.30.1.1:5000": [{"type": "reject"}]
        }
    }
}

ポリシーは /etc/containers/policy.json としてノードに保存できます。このファイルのノードへの保存は、新規の MachineConfig オブジェクトを使用して実行するのが最適な方法です。この例では、以下のルールを実施しています。

  • Red Hat レジストリー (registry.access.redhat.com) からのイメージは Red Hat パブリックキーで署名される必要がある。
  • openshift namespace 内の OpenShift Container レジストリーからのイメージは Red Hat パブリックキーで署名される必要がある。
  • production namespace 内の OpenShift Container レジストリーからのイメージは example.com のパブリックキーで署名される必要がある。
  • グローバルの default 定義で指定されていないその他すべてのレジストリーは拒否される。
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