3.5.10. RHV のインストール設定パラメーター


OpenShift Container Platform クラスターをデプロイする前に、クラスターをホストするクラウドプラットフォームでアカウントを記述し、クラスターのプラットフォームをオプションでカスタマイズするためにパラメーターの値を指定します。 install-config.yaml インストール設定ファイルを作成する際に、コマンドラインで必要なパラメーターの値を指定します。クラスターをカスタマイズする場合、install-config.yaml ファイルを変更して、プラットフォームについての詳細情報を指定できます。

以下の例は、RHV への OpenShift Container Platform のインストールに固有の例です。番号付きのコールアウトを使用して、編集できるパラメーター値を表示します。コールアウトを使用せずにパラメーター値を変更しないでください。

このファイルは、以下のコマンドを実行する際に指定する <installation directory> にあります。

$ sudo ./openshift-install create install-config --dir=<installation_directory>
注記
  • 以下の例はコピーしないでください。代わりに、インストールプログラムを実行してこれを作成します。
  • インストール後は、install-config.yaml ファイルでこれらのパラメーターを変更することはできません。
重要

コントロールプレーンおよびコンピュートマシンの追加など、追加のリソースを必要とするカスタマイズを行う場合には、RHV 環境に十分なリソースがあることを確認します。十分なリソースがない場合は、これらのカスタマイズによりインストールが失敗する可能性があります。

サンプル install-config.yaml 設定ファイル

apiVersion: v1
baseDomain: <virtlab.example.com> 1
compute:
- hyperthreading: Enabled
  name: worker
  platform: {}
  replicas: 3 2
controlPlane:
  hyperthreading: Enabled
  name: master
  platform: {}
  replicas: 3 3
metadata:
  name: <my-cluster> 4
platform:
  ovirt:
    api_vip: <ip-address> 5
    dns_vip: <ip-address> 6
    ingress_vip: <ip-address> 7
    ovirt_cluster_id: <rhv-cluster-id> 8
    ovirt_storage_domain_id: <rhv-storage-domain-id> 9
publish: External
pullSecret: |
  <pull-secret> 10
sshKey: |
  <ssh-public-key> 11

1
<virtlab.example.com> に、OpenShift Container Platform クラスターのベースドメインを指定します。
2
3 以上のコンピュートマシンを指定します。デフォルト値は 3 です。
3
3 以上のコントロールマシンを指定します。デフォルト値は 3 です。
4
<my-cluster> には、新規 OpenShift Container Platform クラスターの名前を指定します。
5
<ip-address> には、api. DNS エントリーを作成した API の静的 IP アドレスを指定します。DNS エントリー。
6
<ip-address> に、OpenShift Container Platform クラスターの内部 DNS の静的 IP アドレスを指定します。
7
<ip-address> に、*.apps. DNS エントリーを作成したクラスターアプリケーションの静的 IP アドレスを指定します。DNS エントリー。
8
<rhv-cluster-id> に、RHV クラスター ID を指定します。
9
<rhv-storage-domain-id> には、RHV ストレージドメイン ID を指定します。
10
<pull-secret> には、JSON 形式でプルシークレットを指定します。
11
<ssh-public-key> には、パブリック SSH キーを指定します。
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