1.3.5. Control Plane Migration Assistant について


Control Plane Migration Assistant (CPMA) は、OpenShift Container Platform 3.7 (以降) から OpenShift Container Platform 4.4 へのコントロールプレーンの移行に役立つ CLI ベースのツールです。CPMA は OpenShift Container Platform 3 設定ファイルを処理し、OpenShift Container Platform 4.4 Operator によって使用されるカスタムリソース (CR) マニフェストファイルを生成します。

OpenShift Container Platform 3 および 4 には設定上の大きな違いがあるため、すべてのパラメーターが処理される訳ではありません。CPMA は、機能が完全にサポートされるか、部分的にサポートされるか、または全くサポートされないかについて記述するレポートを生成できます。

設定ファイル

CPMA は Kubernetes および OpenShift Container Platform API を使用して、OpenShift Container Platform 3 クラスターの以下の設定ファイルにアクセスします。

  • マスター設定ファイル (デフォルト: /etc/origin/master/master-config.yaml)
  • CRI-O 設定ファイル (デフォルト: /etc/crio/crio.conf)
  • etcd 設定ファイル (デフォルト: /etc/etcd/etcd.conf)
  • イメージレジストリーファイル (デフォルト: /etc/containers/registries.conf)
  • 依存する設定ファイル:

    • パスワードファイル (HTPasswd など)
    • ConfigMap
    • シークレット

CR マニフェスト

CPMA は、以下の設定の CR マニフェストを生成します。

  • API サーバー CA 証明書: 100_CPMA-cluster-config-APISecret.yaml

    注記

    署名なしの API サーバー CA 証明書を使用している場合は、証明書をターゲットクラスターに手動で追加する必要があります。

  • CRI-O: 100_CPMA-crio-config.yaml
  • クラスターリソースクォータ: 100_CPMA-cluster-quota-resource-x.yaml
  • プロジェクトリソースクォータ: 100_CPMA-resource-quota-x.yaml
  • 移植可能なイメージレジストリー (/etc/registries/registries.conf) および移植可能なイメージポリシー (etc/origin/master/master-config.yam): 100_CPMA-cluster-config-image.yaml
  • OAuth プロバイダー: 100_CPMA-cluster-config-oauth.yaml
  • プロジェクト設定: 100_CPMA-cluster-config-project.yaml
  • スケジューラー: 100_CPMA-cluster-config-scheduler.yaml
  • SDN: 100_CPMA-cluster-config-sdn.yaml
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