1.2.2.2. ネットワークの考慮事項


OpenShift Container Platform 3.11 から OpenShift Container Platform 4.4 に移行する際に、考慮事項となる以下のネットワークの変更を確認してください。

ネットワーク分離モード

OpenShift Container Platform 3.11 では、ユーザーは ovn-multitenant を使用するように頻繁に切り替えましたが、デフォルトのネットワーク分離モードは ovs-subnet でした。OpenShift Container Platform 4.4 のデフォルトのネットワーク分離モードは NetworkPolicy になりました。

OpenShift Container Platform 3.11 クラスターで ovs-subnet または ovs-multitenant モードを使用していた場合、OpenShift Container Platform 4.4 クラスターでは NetworkPolicy モードに切り換えることが推奨されます。NetworkPolicy はアップストリームでサポートされ、より柔軟であり、ovs-multitenant が実行する機能を提供します。OpenShift Container Platform 4.4 で NetworkPolicy を使用する際に ovs-multitenant 動作を維持する必要がある場合、NetworkPolicy を使用したマルチテナント分離の設定 手順を実行します。

詳細は、ネットワークポリシーについて を参照してください。

ホスト間のトラフィックの暗号化

OpenShift Container Platform 3.11 では、IPsec を使用してホスト間のトラフィックを暗号化できます。OpenShift Container Platform 4.4 は IPsec をサポートしません。サービス間で相互 TLS を有効にするために、Red Hat OpenShift Service Mesh を使用することが推奨されます。

詳細は、Understanding Red Hat OpenShift Service Mesh を参照してください。

Red Hat logoGithubRedditYoutubeTwitter

詳細情報

試用、購入および販売

コミュニティー

Red Hat ドキュメントについて

Red Hat をお使いのお客様が、信頼できるコンテンツが含まれている製品やサービスを活用することで、イノベーションを行い、目標を達成できるようにします。

多様性を受け入れるオープンソースの強化

Red Hat では、コード、ドキュメント、Web プロパティーにおける配慮に欠ける用語の置き換えに取り組んでいます。このような変更は、段階的に実施される予定です。詳細情報: Red Hat ブログ.

会社概要

Red Hat は、企業がコアとなるデータセンターからネットワークエッジに至るまで、各種プラットフォームや環境全体で作業を簡素化できるように、強化されたソリューションを提供しています。

© 2024 Red Hat, Inc.