6.12.4.5. 新規 DataVolume への仮想マシンディスクの PersistentVolumeClaim のクローン作成
既存の仮想マシンディスクの PersistentVolumeClaim (PVC) のクローンを新規 DataVolume に作成できます。その後、新規 DataVolume は新規の仮想マシンに使用できます。
Volume が仮想マシンとは別に作成される場合、DataVolume のライフサイクルは仮想マシンから切り離されます。仮想マシンが削除されても、DataVolume もその関連付けられた PVC も削除されません。
前提条件
- 使用する既存の仮想マシンディスクの PVC を判別すること。クローン作成の前に、PVC に関連付けられた仮想マシンの電源を切る必要があります。
-
OpenShift CLI (
oc
) のインストール。 - ソース PVC と同じか、またはこれよりも大きい 1 つ以上の利用可能なブロック PersistentVolume (PV)。
手順
- 関連付けられた PVC の名前および namespace を特定するために、クローン作成に必要な仮想マシンディスクを確認します。
新規 DataVolume の名前、ソース PVC の名前および namespace、利用可能なブロック PV を使用できるようにするために
volumeMode: Block
、および新規 DataVolume のサイズを指定する DataVolume オブジェクトの YAML ファイルを作成します。以下は例になります。
apiVersion: cdi.kubevirt.io/v1alpha1 kind: DataVolume metadata: name: <cloner-datavolume> 1 spec: source: pvc: namespace: "<source-namespace>" 2 name: "<my-favorite-vm-disk>" 3 pvc: accessModes: - ReadWriteOnce resources: requests: storage: <2Gi> 4 volumeMode: Block 5
DataVolume を作成して PVC のクローン作成を開始します。
$ oc create -f <cloner-datavolume>.yaml
注記DataVolume は仮想マシンが PVC の作成前に起動することを防ぐため、PVC のクローン作成中に新規 DataVolume を参照する仮想マシンを作成できます。