検索

2.2. Pod の表示

download PDF

管理者として、クラスターで Pod を表示し、それらの Pod および全体としてクラスターの正常性を判別することができます。

2.2.1. Pod について

OpenShift Container Platform は、Pod の Kubernetes の概念を活用しています。これはホスト上に共にデプロイされる 1 つ以上のコンテナーであり、定義され、デプロイされ、管理される最小のコンピュート単位です。Pod はコンテナーに対するマシンインスタンス (物理または仮想) とほぼ同等のものです。

特定のプロジェクトに関連付けられた Pod の一覧を表示したり、Pod についての使用状況の統計を表示したりすることができます。

2.2.2. プロジェクトでの Pod の表示

レプリカの数、Pod の現在のステータス、再起動の数および年数を含む、現在のプロジェクトに関連付けられた Pod の一覧を表示できます。

手順

プロジェクトで Pod を表示するには、以下を実行します。

  1. プロジェクトに切り替えます。

    $ oc project <project-name>
  2. 以下のコマンドを実行します。

    $ oc get pods

    以下に例を示します。

    $ oc get pods -n openshift-console

    出力例

    NAME                       READY   STATUS    RESTARTS   AGE
    console-698d866b78-bnshf   1/1     Running   2          165m
    console-698d866b78-m87pm   1/1     Running   2          165m

    -o wide フラグを追加して、Pod の IP アドレスと Pod があるノードを表示します。

    $ oc get pods -o wide

    出力例

    NAME                       READY   STATUS    RESTARTS   AGE    IP            NODE                           NOMINATED NODE
    console-698d866b78-bnshf   1/1     Running   2          166m   10.128.0.24   ip-10-0-152-71.ec2.internal    <none>
    console-698d866b78-m87pm   1/1     Running   2          166m   10.129.0.23   ip-10-0-173-237.ec2.internal   <none>

2.2.3. Pod の使用状況についての統計の表示

コンテナーのランタイム環境を提供する、Pod についての使用状況の統計を表示できます。これらの使用状況の統計には CPU、メモリー、およびストレージの消費量が含まれます。

前提条件

  • 使用状況の統計を表示するには、cluster-reader パーミッションがなければなりません。
  • 使用状況の統計を表示するには、メトリクスをインストールしている必要があります。

手順

使用状況の統計を表示するには、以下を実行します。

  1. 以下のコマンドを実行します。

    $ oc adm top pods

    以下に例を示します。

    $ oc adm top pods -n openshift-console

    出力例

    NAME                         CPU(cores)   MEMORY(bytes)
    console-7f58c69899-q8c8k     0m           22Mi
    console-7f58c69899-xhbgg     0m           25Mi
    downloads-594fcccf94-bcxk8   3m           18Mi
    downloads-594fcccf94-kv4p6   2m           15Mi

  2. ラベルを持つ Pod の使用状況の統計を表示するには、以下のコマンドを実行します。

    $ oc adm top pod --selector=''

    フィルターに使用するセレクター (ラベルクエリー) を選択する必要があります。===、および != をサポートします。

2.2.4. リソースログの表示

OpenShift CLI (oc) および Web コンソールで、各種リソースのログを表示できます。ログの末尾から読み取られるログ。

前提条件

  • OpenShift CLI (oc) へのアクセス。

手順 (UI)

  1. OpenShift Container Platform コンソールで Workloads Pods に移動するか、または調査するリソースから Pod に移動します。

    注記

    ビルドなどの一部のリソースには、直接クエリーする Pod がありません。このような場合には、リソースについて Details ページで Logs リンクを特定できます。

  2. ドロップダウンメニューからプロジェクトを選択します。
  3. 調査する Pod の名前をクリックします。
  4. Logs をクリックします。

手順 (CLI)

  • 特定の Pod のログを表示します。

    $ oc logs -f <pod_name> -c <container_name>

    ここでは、以下のようになります。

    -f
    オプション: ログに書き込まれている内容に沿って出力することを指定します。
    <pod_name>
    Pod の名前を指定します。
    <container_name>
    オプション: コンテナーの名前を指定します。Pod に複数のコンテナーがある場合、コンテナー名を指定する必要があります。

    以下に例を示します。

    $ oc logs ruby-58cd97df55-mww7r
    $ oc logs -f ruby-57f7f4855b-znl92 -c ruby

    ログファイルの内容が出力されます。

  • 特定のリソースのログを表示します。

    $ oc logs <object_type>/<resource_name> 1
    1
    リソースタイプおよび名前を指定します。

    以下に例を示します。

    $ oc logs deployment/ruby

    ログファイルの内容が出力されます。

Red Hat logoGithubRedditYoutubeTwitter

詳細情報

試用、購入および販売

コミュニティー

Red Hat ドキュメントについて

Red Hat をお使いのお客様が、信頼できるコンテンツが含まれている製品やサービスを活用することで、イノベーションを行い、目標を達成できるようにします。

多様性を受け入れるオープンソースの強化

Red Hat では、コード、ドキュメント、Web プロパティーにおける配慮に欠ける用語の置き換えに取り組んでいます。このような変更は、段階的に実施される予定です。詳細情報: Red Hat ブログ.

会社概要

Red Hat は、企業がコアとなるデータセンターからネットワークエッジに至るまで、各種プラットフォームや環境全体で作業を簡素化できるように、強化されたソリューションを提供しています。

© 2024 Red Hat, Inc.