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7.6. FeatureGate の使用による OpenShift Container Platform 機能の有効化

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管理者は、機能ゲートを使用してデフォルトの機能セットの一部ではない機能を有効にできます。

7.6.1. 機能ゲートについて

FeatureGate カスタムリソース (CR) を使用して、クラスター内の特定の機能セットを有効にすることができます。機能セットは、デフォルトで有効にされない OpenShift Container Platform 機能のコレクションです。

FeatureGate CR を使用して、以下の機能セットをアクティブにすることができます。

  • IPv6DualStackNoUpgrade.この機能ゲートは、クラスターでデュアルスタックネットワークモードを有効にします。デュアルスタックネットワークは、IPv4 および IPv6 の同時使用をサポートします。この機能セットの有効化はサポートされておらず、これを実行すると元に戻すことができなくなり、アップグレードができなくなります。この機能セットは、実稼働クラスターでは推奨されません。

7.6.2. Web コンソールで機能セットの有効化

FeatureGate カスタムリソース (CR) を編集して、OpenShift Container Platform Web コンソールを使用してクラスター内のすべてのノードの機能セットを有効にすることができます。

手順

機能セットを有効にするには、以下を実行します。

  1. OpenShift Container Platform Web コンソールで、Administration Custom Resource Definitions ページに切り替えます。
  2. Custom Resource Definitions ページで、FeatureGate をクリックします。
  3. Custom Resource Definition Details ページで、 Instances タブをクリックします。
  4. cluster 機能ゲートをクリックしてから、YAML タブをクリックします。
  5. cluster インスタンスを編集して特定の機能セットを追加します。

    機能ゲートカスタムリソースのサンプル

    apiVersion: config.openshift.io/v1
    kind: FeatureGate
    metadata:
      name: cluster 1
    ....
    
    spec:
      featureSet: IPv6DualStackNoUpgrade 2

    1
    FeatureGate CR の名前は cluster である必要があります。
    2
    IPv6DualStackNoUpgrade 機能セットを追加して、デュアルスタックネットワークモードを有効にします。

    変更を保存すると、新規マシン設定が作成され、マシン設定プールが更新され、変更が適用されている間に各ノードのスケジューリングが無効になります。

    注記

    IPv6DualStackNoUpgrade 機能セットを有効にすると、元に戻すことができず、更新もできなくなります。この機能セットは、実稼働クラスターでは推奨されません。

検証

ノードが Ready 状態に戻ると、ノードの kubelet.conf ファイルを確認して機能ゲートが有効になっていることを確認できます。

  1. Web コンソールの Administrator パースペクティブで、Compute Nodes に移動します。
  2. ノードを選択します。
  3. Node details ページで Terminal をクリックします。
  4. ターミナルウィンドウで、root ディレクトリーをホストに切り替えます。

    sh-4.2# chroot /host
  5. kubelet.conf ファイルを表示します。

    sh-4.2# cat /etc/kubernetes/kubelet.conf

    出力例

     ...
    featureGates:
      InsightsOperatorPullingSCA: true,
      LegacyNodeRoleBehavior: false
     ...

    true として一覧表示されている機能は、クラスターで有効になっています。

    注記

    一覧表示される機能は、OpenShift Container Platform のバージョンによって異なります。

7.6.3. CLI を使用した機能セットの有効化

FeatureGate カスタムリソース (CR) を編集し、OpenShift CLI (oc) を使用してクラスター内のすべてのノードの機能セットを有効にすることができます。

前提条件

  • OpenShift CLI (oc) がインストールされている。

手順

機能セットを有効にするには、以下を実行します。

  1. cluster という名前の FeatureGate CR を編集します。

    $ oc edit featuregate cluster

    FeatureGate カスタムリソースのサンプル

    apiVersion: config.openshift.io/v1
    kind: FeatureGate
    metadata:
      name: cluster 1
    spec:
      featureSet: IPv6DualStackNoUpgrade 2

    1
    FeatureGate CR の名前は cluster である必要があります。
    2
    IPv6DualStackNoUpgrade 機能セットを追加して、デュアルスタックネットワークモードを有効にします。

    変更を保存すると、新規マシン設定が作成され、マシン設定プールが更新され、変更が適用されている間に各ノードのスケジューリングが無効になります。

    注記

    IPv6DualStackNoUpgrade 機能セットを有効にすると、元に戻すことができず、更新もできなくなります。この機能セットは、実稼働クラスターでは推奨されません。

検証

ノードが Ready 状態に戻ると、ノードの kubelet.conf ファイルを確認して機能ゲートが有効になっていることを確認できます。

  1. ノードのデバッグセッションを開始します。

    $ oc debug node/<node_name>
  2. ルートディレクトリーをホストに切り替えます。

    sh-4.2# chroot /host
  3. kubelet.conf ファイルを表示します。

    sh-4.2# cat /etc/kubernetes/kubelet.conf

    出力例

     ...
    featureGates:
      InsightsOperatorPullingSCA: true,
      LegacyNodeRoleBehavior: false
     ...

    true として一覧表示されている機能は、クラスターで有効になっています。

    注記

    一覧表示される機能は、OpenShift Container Platform のバージョンによって異なります。

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