2.12. Service Mesh の削除
こちらは、サポートされなくなった Red Hat OpenShift Service Mesh リリースのドキュメントです。
Service Mesh バージョン 1.0 および 1.1 コントロールプレーンはサポートされなくなりました。Service Mesh コントロールプレーンのアップグレードについては、Service Mesh の アップグレード を参照してください。
特定の Red Hat Service Mesh リリースのサポートステータスについては、製品ライフサイクルページ を参照してください。
既存の OpenShift Container Platform インスタンスから Red Hat OpenShift Service Mesh を削除するには、コントロールプレーンを削除してから、Operator を削除します。
2.12.1. Red Hat OpenShift Service Mesh コントロールプレーンの削除
Service Mesh を既存の OpenShift Container Platform インスタンスからアンインストールするには、最初に Service Mesh コントロールプレーンおよび Operator を削除します。次に、コマンドを実行して残りのリソースを削除します。
2.12.1.1. Web コンソールを使用した Service Mesh コントロールプレーンの削除
Web コンソールを使用して Red Hat OpenShift Service Mesh コントロールプレーンを削除します。
手順
- OpenShift Container Platform Web コンソールにログインします。
- Project メニューをクリックし、Service Mesh コントロールプレーンをインストールしたプロジェクト (例: istio-system) を選択します。
-
Operators
Installed Operators に移動します。 - Provided APIs の Service Mesh Control Plane をクリックします。
-
ServiceMeshControlPlane
メニュー をクリックします。 - Delete Service Mesh Control Plane をクリックします。
-
確認ダイアログウィンドウで Delete をクリックし、
ServiceMeshControlPlane
を削除します。
2.12.1.2. CLI を使用した Service Mesh コントロールプレーンの削除
CLI を使用して Red Hat OpenShift Service Mesh コントロールプレーンを削除します。この例では、istio-system
は、コントロールプレーンプロジェクトです。
手順
- OpenShift Container Platform CLI にログインします。
次のコマンドを実行して、
ServiceMeshMemberRoll
リソースを削除します。$ oc delete smmr -n istio-system default
以下のコマンドを実行して、インストールした
ServiceMeshControlPlane
の名前を取得します。$ oc get smcp -n istio-system
<name_of_custom_resource>
を先のコマンドの出力に置き換え、以下のコマンドを実行してカスタムリソースを削除します。$ oc delete smcp -n istio-system <name_of_custom_resource>
2.12.2. インストールされた Operator の削除
Red Hat OpenShift Service Mesh を正常に削除するには、Operator を削除する必要があります。Red Hat OpenShift Service Mesh Operator を削除したら、Kiali Operator、Red Hat OpenShift 分散トレースプラットフォーム Operator、および OpenShift Elasticsearch Operator を削除する必要があります。
2.12.2.1. Operator の削除
以下の手順に従って、Red Hat OpenShift Service Mesh を設定する Operator を削除します。以下の Operator ごとに手順を繰り返します。
- Red Hat OpenShift Service Mesh
- Kiali
- Red Hat OpenShift 分散トレースプラットフォーム
- OpenShift Elasticsearch
手順
- OpenShift Container Platform Web コンソールにログインします。
-
Operator
Installed Operators ページから、スクロールするか、またはキーワードを Filter by name に入力して各 Operator を見つけます。次に、Operator 名をクリックします。 - Operator Details ページで、Actions メニューから Uninstall Operator を選択します。プロンプトに従って各 Operator をアンインストールします。
2.12.2.2. Operator リソースのクリーンアップ
以下の手順に従って、OpenShift Container Platform Web コンソールを使用して、Red Hat OpenShift Service Mesh Operator を削除した後に残ったリソースを手動で削除します。
前提条件
- クラスター管理アクセスを持つアカウント。
-
oc
として知られる OpenShift Container Platform コマンドラインインターフェイス (CLI) へのアクセス。
手順
- クラスター管理者として OpenShift Container Platform CLI にログインします。
以下のコマンドを実行して、Operator のアンインストール後にリソースをクリーンアップします。サービスメッシュなしで Jaeger をスタンドアロンのサービスとして引き続き使用する場合は、Jaeger リソースを削除しないでください。
注記Operator はデフォルトで
openshift-operators
namespace にインストールされます。Operator を別の namespace にインストールしている場合、openshift-operators
を Red Hat OpenShift Service Mesh Operator がインストールされていたプロジェクトの名前に置き換えます。$ oc delete validatingwebhookconfiguration/openshift-operators.servicemesh-resources.maistra.io
$ oc delete mutatingwebhookconfiguration/openshift-operators.servicemesh-resources.maistra.io
$ oc delete -n openshift-operators daemonset/istio-node
$ oc delete clusterrole/istio-admin clusterrole/istio-cni clusterrolebinding/istio-cni
$ oc delete clusterrole istio-view istio-edit
$ oc delete clusterrole jaegers.jaegertracing.io-v1-admin jaegers.jaegertracing.io-v1-crdview jaegers.jaegertracing.io-v1-edit jaegers.jaegertracing.io-v1-view
$ oc get crds -o name | grep '.*\.istio\.io' | xargs -r -n 1 oc delete
$ oc get crds -o name | grep '.*\.maistra\.io' | xargs -r -n 1 oc delete
$ oc get crds -o name | grep '.*\.kiali\.io' | xargs -r -n 1 oc delete
$ oc delete crds jaegers.jaegertracing.io
$ oc delete svc admission-controller -n <operator-project>
$ oc delete project <istio-system-project>