10.4.3. オブジェクト一覧の生成
CLI を使用して、標準出力にオブジェクト一覧を返すテンプレートを定義するファイルを処理できます。
手順
標準出力にオブジェクト一覧を返すテンプレートを定義するファイルを処理します。
$ oc process -f <filename>
または、テンプレートがすでに現在のプロジェクトにアップロードされている場合には以下を実行します。
$ oc process <template_name>
テンプレートを処理し、
oc create
の出力をパイプして、テンプレートからオブジェクトを作成します。$ oc process -f <filename> | oc create -f -
または、テンプレートがすでに現在のプロジェクトにアップロードされている場合には以下を実行します。
$ oc process <template> | oc create -f -
上書きする
<name>=<value>
の各ペアに、-p
オプションを追加することで、ファイルに定義されたパラメーターの値を上書きできます。パラメーター参照は、テンプレートアイテム内のテキストフィールドに表示されます。たとえば、テンプレートの以下の
POSTGRESQL_USER
およびPOSTGRESQL_DATABASE
パラメーターを上書きし、カスタマイズされた環境変数の設定を出力します。テンプレートからのオブジェクト一覧の作成
$ oc process -f my-rails-postgresql \ -p POSTGRESQL_USER=bob \ -p POSTGRESQL_DATABASE=mydatabase
JSON ファイルは、ファイルにリダイレクトすることも、
oc create
コマンドで処理済みの出力をパイプして、テンプレートをアップロードせずに直接適用することも可能です。$ oc process -f my-rails-postgresql \ -p POSTGRESQL_USER=bob \ -p POSTGRESQL_DATABASE=mydatabase \ | oc create -f -
多数のパラメーターがある場合は、それらをファイルに保存してからそのファイルを
oc process
に渡すことができます。$ cat postgres.env POSTGRESQL_USER=bob POSTGRESQL_DATABASE=mydatabase
$ oc process -f my-rails-postgresql --param-file=postgres.env
--param-file
の引数として"-"
を使用して、標準入力から環境を読み込むこともできます。$ sed s/bob/alice/ postgres.env | oc process -f my-rails-postgresql --param-file=-