11.8.2. func.yaml フィールドからのローカル環境変数の参照
API キーなどの機密情報を関数設定に保存したくない場合は、ローカル環境で使用可能な環境変数への参照を追加できます。これを行うには、func.yaml
ファイルの envs
フィールドを変更します。
前提条件
- 関数プロジェクトを作成する必要があります。
- ローカル環境には、参照する変数が含まれている必要があります。
手順
ローカル環境変数を参照するには、以下の構文を使用します。
{{ env:ENV_VAR }}
ENV_VAR
を、使用するローカル環境の変数の名前に置き換えます。たとえば、ローカル環境で
API_KEY
変数が利用可能な場合があります。その値をMY_API_KEY
変数に割り当てることができます。これにより、関数内で直接使用できます。関数の例
name: test namespace: "" runtime: go ... envs: - name: MY_API_KEY value: '{{ env:API_KEY }}' ...