第8章 RHEL コンピュートマシンを含むクラスターの更新
OpenShift Container Platform クラスターの更新またはアップグレードを実行できます。クラスターに Red Hat Enterprise Linux (RHEL) マシンが含まれる場合は、それらのマシンを更新するために追加の手順を実行する必要があります。
8.1. 前提条件
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admin
権限を持つユーザーとしてクラスターにアクセスできること。RBAC の使用によるパーミッションの定義および適用 を参照してください。 - 更新が失敗し、クラスターを直前の状態に復元する 必要がある場合に最新の etcd バックアップ があること。
- クラスターで手動で保守される認証情報を使用する場合は、Cloud Credential Operator (CCO) がアップグレード可能な状態であることを確認します。AWS、Azure、または GCP の 手動で保守される認証情報を使用したクラスターのアップグレードを参照してください。
Prometheus の割り当てられた PVC を使用してクラスターモニターリングを実行している場合、クラスターの更新時に OOM による強制終了が生じる可能性があります。永続ストレージが Prometheus 用に使用される場合、Prometheus のメモリー使用量はクラスターの更新時、および更新の完了後の数時間で 2 倍になります。OOM による強制終了の問題を回避するには、ワーカーノードで、更新前に利用可能なメモリーのサイズを 2 倍にできるようにします。たとえば、推奨される最小ノード (RAM が 8 GB の 2 コア) でモニターリングを実行している場合は、メモリーを 16 GB に増やします。詳細は、BZ#1925061 を参照してください。