9.2. SCTP (Stream Control Transmission Protocol) の有効化
クラスター管理者は、クラスターのワーカーノードでブラックリストに指定した SCTP カーネルモジュールを読み込み、有効にできます。
前提条件
-
OpenShift CLI (
oc
) をインストールしている。 -
cluster-admin
ロールを持つユーザーとしてクラスターにアクセスできる。
手順
以下の YAML 定義が含まれる
load-sctp-module.yaml
という名前のファイルを作成します。apiVersion: machineconfiguration.openshift.io/v1 kind: MachineConfig metadata: name: load-sctp-module labels: machineconfiguration.openshift.io/role: worker spec: config: ignition: version: 3.2.0 storage: files: - path: /etc/modprobe.d/sctp-blacklist.conf mode: 0644 overwrite: true contents: source: data:, - path: /etc/modules-load.d/sctp-load.conf mode: 0644 overwrite: true contents: source: data:,sctp
MachineConfig
オブジェクトを作成するには、以下のコマンドを入力します。$ oc create -f load-sctp-module.yaml
オプション: MachineConfig Operator が設定変更を適用している間にノードのステータスを確認するには、以下のコマンドを入力します。ノードのステータスが
Ready
に移行すると、設定の更新が適用されます。$ oc get nodes