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See documentation for the latest supported version 3 or the latest supported version 4.13.7. Pod の SR-IOV の追加ネットワークへの追加
Pod を既存の Single Root I/O Virtualization (SR-IOV) ネットワークに追加できます。
13.7.1. ネットワーク割り当てのランタイム設定 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
Pod を追加のネットワークに割り当てる場合、ランタイム設定を指定して Pod の特定のカスタマイズを行うことができます。たとえば、特定の MAC ハードウェアアドレスを要求できます。
Pod 仕様にアノテーションを設定して、ランタイム設定を指定します。アノテーションキーは k8s.v1.cni.cncf.io/networks で、ランタイム設定を記述する JSON オブジェクトを受け入れます。
13.7.1.1. イーサネットベースの SR-IOV 割り当てのランタイム設定 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
以下の JSON は、イーサネットベースの SR-IOV ネットワーク割り当て用のランタイム設定オプションを説明しています。
- 1
- SR-IOV ネットワーク割り当て定義 CR の名前。
- 2
- オプション: SR-IOV ネットワーク割り当て定義 CR で定義されるリソースタイプから割り当てられる SR-IOV デバイスの MAC アドレス。この機能を使用するには、
SriovNetworkオブジェクトで{ "mac": true }も指定する必要があります。 - 3
- オプション: SR-IOV ネットワーク割り当て定義 CR で定義されるリソースタイプから割り当てられる SR-IOV デバイスの IP アドレス。IPv4 と IPv6 アドレスの両方がサポートされます。この機能を使用するには、
SriovNetworkオブジェクトで{ "ips": true }も指定する必要があります。
ランタイム設定の例
13.7.1.2. InfiniBand ベースの SR-IOV 割り当てのランタイム設定 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
以下の JSON は、InfiniBand ベースの SR-IOV ネットワーク割り当て用のランタイム設定オプションを説明しています。
ランタイム設定の例
13.7.2. Pod の追加ネットワークへの追加 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
Pod を追加のネットワークに追加できます。Pod は、デフォルトネットワークで通常のクラスター関連のネットワークトラフィックを継続的に送信します。
Pod が作成されると、追加のネットワークが割り当てられます。ただし、Pod がすでに存在する場合は、追加のネットワークをこれに割り当てることはできません。
Pod が追加ネットワークと同じ namespace にあること。
SR-IOV Network Resource Injector は、Pod の最初のコンテナーに resource フィールドを自動的に追加します。
データプレーン開発キット (DPDK) モードでインテル製のネットワークインターフェイスコントローラー (NIC) を使用している場合には、Pod 内の最初のコンテナーのみが NIC にアクセスできるように設定されています。SR-IOV 追加ネットワークは、Sriov Network Node Policy オブジェクトで device Type が vfio-pci に設定されてる場合は DPDK モードに設定されます。
この問題は、NIC にアクセスする必要のあるコンテナーが Pod オブジェクトで定義された最初のコンテナーであることを確認するか、Network Resource Injector を無効にすることで回避できます。詳細は、BZ#1990953 を参照してください。
前提条件
-
OpenShift CLI (
oc) をインストールしている。 - クラスターにログインする。
- SR-IOV Operator のインストール。
-
Pod を割り当てる
SriovNetworkオブジェクトまたはSriovIBNetworkオブジェクトのいずれかを作成する。
手順
アノテーションを
Podオブジェクトに追加します。以下のアノテーション形式のいずれかのみを使用できます。カスタマイズせずに追加ネットワークを割り当てるには、以下の形式でアノテーションを追加します。
<network>を、Pod に関連付ける追加ネットワークの名前に置き換えます。metadata: annotations: k8s.v1.cni.cncf.io/networks: <network>[,<network>,...]metadata: annotations: k8s.v1.cni.cncf.io/networks: <network>[,<network>,...]1 Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow - 1
- 複数の追加ネットワークを指定するには、各ネットワークをコンマで区切ります。コンマの間にはスペースを入れないでください。同じ追加ネットワークを複数回指定した場合、Pod は複数のネットワークインターフェイスをそのネットワークに割り当てます。
カスタマイズして追加のネットワークを割り当てるには、以下の形式でアノテーションを追加します。
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow
Pod を作成するには、以下のコマンドを入力します。
<name>を Pod の名前に置き換えます。oc create -f <name>.yaml
$ oc create -f <name>.yamlCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow オプション: アノテーションが
PodCR に存在することを確認するには、<name>を Pod の名前に置き換えて、以下のコマンドを入力します。oc get pod <name> -o yaml
$ oc get pod <name> -o yamlCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 以下の例では、
example-podPod が追加ネットワークのnet1に割り当てられています。Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow - 1
k8s.v1.cni.cncf.io/networks-statusパラメーターは、オブジェクトの JSON 配列です。各オブジェクトは、Pod に割り当てられる追加のネットワークのステータスについて説明します。アノテーションの値はプレーンテキストの値として保存されます。
13.7.3. Non-Uniform Memory Access (NUMA) で配置された SR-IOV Pod の作成 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
NUMA で配置された SR-IOV Pod は、restricted または single-numa-node Topology Manager ポリシーで同じ NUMA ノードから割り当てられる SR-IOV および CPU リソースを制限することによって作成できます。
前提条件
-
OpenShift CLI (
oc) がインストールされている。 -
CPU マネージャーのポリシーを
staticに設定している。CPU マネージャーの詳細は、関連情報セクションを参照してください。 Topology Manager ポリシーを
single-numa-nodeに設定している。注記single-numa-nodeが要求を満たさない場合は、Topology Manager ポリシーをrestrictedにするように設定できます 。
手順
以下の SR-IOV Pod 仕様を作成してから、YAML を
<name>-sriov-pod.yamlファイルに保存します。<name>をこの Pod の名前に置き換えます。以下の例は、SR-IOV Pod 仕様を示しています。
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 以下のコマンドを実行して SR-IOV Pod のサンプルを作成します。
oc create -f <filename>
$ oc create -f <filename>1 Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow - 1
<filename>を、先の手順で作成したファイルの名前に置き換えます。
sample-podが Guaranteed QoS を指定して設定されていることを確認します。oc describe pod sample-pod
$ oc describe pod sample-podCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow sample-podが排他的 CPU を指定して割り当てられていることを確認します。oc exec sample-pod -- cat /sys/fs/cgroup/cpuset/cpuset.cpus
$ oc exec sample-pod -- cat /sys/fs/cgroup/cpuset/cpuset.cpusCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow sample-podに割り当てられる SR-IOV デバイスと CPU が同じ NUMA ノード上にあることを確認します。oc exec sample-pod -- cat /sys/fs/cgroup/cpuset/cpuset.cpus
$ oc exec sample-pod -- cat /sys/fs/cgroup/cpuset/cpuset.cpusCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow