第5章 OpenShift Container Platform の Web コンソールのカスタマイズ
OpenShift Container Platform の Web コンソールをカスタマイズして、カスタムロゴ、製品名、リンク、通知、およびコマンドラインのダウンロードを設定できます。これは、Web コンソールを企業や政府の特定要件を満たすように調整する必要がある場合にとくに役立ちます。
5.1. カスタムロゴおよび製品名の追加
カスタムロゴまたはカスタム製品名を追加することで、カスタムブランディングを作成できます。これらの設定は相互に独立しているため、両方またはいずれかを設定できます。
前提条件
- 管理者の権限があること。
-
使用するロゴのファイルを作成します。ロゴは、GIF、JPG、PNG、または SVG を含む共通のイメージ形式のファイルであり、
60px
のmax-height
に制限されます。
手順
ロゴファイルを
openshift-config
namespace の設定マップにインポートします。$ oc create configmap console-custom-logo --from-file /path/to/console-custom-logo.png -n openshift-config
apiVersion: v1 kind: ConfigMap metadata: name: console-custom-logo namespace: openshift-config data: console-custom-logo.png: <base64-encoded_logo> ... 1
- 1
- 有効な base64 でエンコードされたロゴを指定します。
Web コンソールの Operator 設定を編集して、
customLogoFile
およびcustomProductName
を組み込みます。$ oc edit consoles.operator.openshift.io cluster
apiVersion: operator.openshift.io/v1 kind: Console metadata: name: cluster spec: customization: customLogoFile: key: console-custom-logo.png name: console-custom-logo customProductName: My Console
Operator 設定が更新されると、カスタムロゴ設定マップをコンソール namespace に同期し、これをコンソール Pod にマウントし、再デプロイします。
正常に実行されたかどうかを確認します。問題がある場合は、コンソールクラスター Operator は
Degraded
ステータスを報告し、コンソール Operator 設定もCustomLogoDegraded
ステータスをKeyOrFilenameInvalid
またはNoImageProvided
などの理由と共に報告します。clusteroperator
を確認するには、以下を実行します。$ oc get clusteroperator console -o yaml
コンソール Operator 設定を確認するには、以下を実行します。
$ oc get consoles.operator.openshift.io -o yaml