5.15. ノードあたりの Pod の最大数の設定
podsPerCore
および maxPods
の 2 つのパラメーターはノードに対してスケジュールできる Pod の最大数を制御します。両方のオプションを使用した場合、より低い値の方がノード上の Pod の数を制限します。
たとえば、podsPerCore
が 4 つのプロセッサーコアを持つノード上で、10
に設定されていると、ノード上で許容される Pod の最大数は 40 になります。
前提条件
設定するノードタイプの静的な
MachineConfigPool
CRD に関連付けられたラベルを取得します。以下のいずれかの手順を実行します。マシン設定プールを表示します。
$ oc describe machineconfigpool <name>
以下に例を示します。
$ oc describe machineconfigpool worker
出力例
apiVersion: machineconfiguration.openshift.io/v1 kind: MachineConfigPool metadata: creationTimestamp: 2019-02-08T14:52:39Z generation: 1 labels: custom-kubelet: small-pods 1
- 1
- ラベルが追加されると、
labels
の下に表示されます。
ラベルが存在しない場合は、キー/値のペアを追加します。
$ oc label machineconfigpool worker custom-kubelet=small-pods
手順
設定変更のためのカスタムリソース (CR) を作成します。
max-pods
CR の設定例apiVersion: machineconfiguration.openshift.io/v1 kind: KubeletConfig metadata: name: set-max-pods 1 spec: machineConfigPoolSelector: matchLabels: custom-kubelet: small-pods 2 kubeletConfig: podsPerCore: 10 3 maxPods: 250 4
注記podsPerCore
を0
に設定すると、この制限が無効になります。上記の例では、
podsPerCore
のデフォルト値は10
であり、maxPods
のデフォルト値は250
です。つまり、ノードのコア数が 25 以上でない限り、デフォルトによりpodsPerCore
が制限要素になります。変更が適用されるかどうかを確認するために、
MachineConfigPool
CRD を一覧表示します。変更が Machine Config Controller によって取得されると、UPDATING
列でTrue
と報告されます。$ oc get machineconfigpools
出力例
NAME CONFIG UPDATED UPDATING DEGRADED master master-9cc2c72f205e103bb534 False False False worker worker-8cecd1236b33ee3f8a5e False True False
変更が完了すると、
UPDATED
列でTrue
と報告されます。$ oc get machineconfigpools
出力例
NAME CONFIG UPDATED UPDATING DEGRADED master master-9cc2c72f205e103bb534 False True False worker worker-8cecd1236b33ee3f8a5e True False False