3.4. イメージのミラーリングを可能にする認証情報の設定


Red Hat からミラーへのイメージのミラーリングを可能にするコンテナーイメージレジストリーの認証情報ファイルを作成します。

警告

クラスターのインストール時に、このイメージレジストリー認証情報ファイルをプルシークレットとして使用しないでください。クラスターのインストール時にこのファイルを指定すると、クラスター内のすべてのマシンにミラーレジストリーへの書き込みアクセスが付与されます。

警告

このプロセスでは、ミラーレジストリーのコンテナーイメージレジストリーへの書き込みアクセスがあり、認証情報をレジストリープルシークレットに追加する必要があります。

前提条件

  • ネットワークが制限された環境で使用するミラーレジストリーを設定していること。
  • イメージをミラーリングするミラーレジストリー上のイメージリポジトリーの場所を特定している。
  • イメージのイメージリポジトリーへのアップロードを許可するミラーレジストリーアカウントをプロビジョニングしている。

手順

インストールホストで以下の手順を実行します。

  1. registry.redhat.io プルシークレットを Red Hat OpenShift Cluster Manager からダウンロードし、.json ファイルに保存します。
  2. ミラーレジストリーの base64 でエンコードされたユーザー名およびパスワードまたはトークンを生成します。

    $ echo -n '<user_name>:<password>' | base64 -w0 
    1
    
    BGVtbYk3ZHAtqXs=
    Copy to Clipboard
    1
    <user_name> および <password> については、レジストリーに設定したユーザー名およびパスワードを指定します。
  3. JSON 形式でプルシークレットのコピーを作成します。

    $ cat ./pull-secret.text | jq .  > <path>/<pull_secret_file_in_json>
    1
    Copy to Clipboard
    1
    プルシークレットを保存するフォルダーへのパスおよび作成する JSON ファイルの名前を指定します。
  4. ファイルを ~/.docker/config.json または $XDG_RUNTIME_DIR/containers/auth.json として保存します。

    ファイルの内容は以下の例のようになります。

    {
      "auths": {
        "cloud.openshift.com": {
          "auth": "b3BlbnNo...",
          "email": "you@example.com"
        },
        "quay.io": {
          "auth": "b3BlbnNo...",
          "email": "you@example.com"
        },
        "registry.connect.redhat.com": {
          "auth": "NTE3Njg5Nj...",
          "email": "you@example.com"
        },
        "registry.redhat.io": {
          "auth": "NTE3Njg5Nj...",
          "email": "you@example.com"
        }
      }
    }
    Copy to Clipboard
  5. 新規ファイルを編集し、レジストリーについて記述するセクションをこれに追加します。

      "auths": {
        "<mirror_registry>": { 
    1
    
          "auth": "<credentials>", 
    2
    
          "email": "you@example.com"
      },
    Copy to Clipboard
    1
    <mirror_registry> については、レジストリードメイン名と、ミラーレジストリーがコンテンツを提供するために使用するポートをオプションで指定します。例: registry.example.com または registry.example.com:8443
    2
    <credentials> については、ミラーレジストリーの base64 でエンコードされたユーザー名およびパスワードを指定します。

    ファイルは以下の例のようになります。

    {
      "auths": {
        "registry.example.com": {
          "auth": "BGVtbYk3ZHAtqXs=",
          "email": "you@example.com"
        },
        "cloud.openshift.com": {
          "auth": "b3BlbnNo...",
          "email": "you@example.com"
        },
        "quay.io": {
          "auth": "b3BlbnNo...",
          "email": "you@example.com"
        },
        "registry.connect.redhat.com": {
          "auth": "NTE3Njg5Nj...",
          "email": "you@example.com"
        },
        "registry.redhat.io": {
          "auth": "NTE3Njg5Nj...",
          "email": "you@example.com"
        }
      }
    }
    Copy to Clipboard
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