検索

2.3.3. ルールの読み込みおよびマージ

download PDF

CLI 設定のロードおよびマージ順序の CLI 操作を実行する際に、以下のルールを実行できます。

  • CLI 設定ファイルは、以下の階層とマージルールを使用してワークステーションから取得されます。

    • --config オプションが設定されている場合、そのファイルのみが読み込まれます。フラグは一度設定され、マージは実行されません。
    • $KUBECONFIG 環境変数が設定されている場合は、これが使用されます。変数はパスの一覧である可能性があり、その場合、パスは 1 つにマージされます。値が変更される場合は、スタンザを定義するファイルで変更されます。値が作成される場合は、存在する最初のファイルで作成されます。ファイルがチェーン内に存在しない場合は、一覧の最後のファイルが作成されます。
    • または、~/.kube/config ファイルが使用され、マージは実行されません。
  • 使用するコンテキストは、以下のフローの最初の一致に基づいて決定されます。

    • --context オプションの値。
    • CLI 設定ファイルの current-context 値。
    • この段階では空の値が許可されます。
  • 使用するユーザーおよびクラスターが決定されます。この時点では、コンテキストがある場合とない場合があります。コンテキストは、以下のフローの最初の一致に基づいて作成されます。このフローは、ユーザー用に 1 回、クラスター用に 1 回実行されます。

    • ユーザー名の --user の値、およびクラスター名の --cluster オプション。
    • --context オプションがある場合は、コンテキストの値を使用します。
    • この段階では空の値が許可されます。
  • 使用する実際のクラスター情報が決定されます。この時点では、クラスター情報がある場合とない場合があります。各クラスター情報は、以下のフローの最初の一致に基づいて構築されます。

    • 以下のコマンドラインオプションのいずれかの値。

      • --server
      • --api-version
      • --certificate-authority
      • --insecure-skip-tls-verify
    • クラスター情報および属性の値がある場合は、それを使用します。
    • サーバーロケーションがない場合は、エラーが生じます。
  • 使用する実際のユーザー情報が決定されます。ユーザーは、クラスターと同じルールを使用して作成されます。ただし、複数の手法が競合することによって操作が失敗することから、ユーザーごとの 1 つの認証手法のみを使用できます。コマンドラインのオプションは、設定ファイルの値よりも優先されます。以下は、有効なコマンドラインのオプションです。

    • --auth-path
    • --client-certificate
    • --client-key
    • --token
  • 欠落している情報がある場合には、デフォルト値が使用され、追加情報を求めるプロンプトが出されます。
Red Hat logoGithubRedditYoutubeTwitter

詳細情報

試用、購入および販売

コミュニティー

Red Hat ドキュメントについて

Red Hat をお使いのお客様が、信頼できるコンテンツが含まれている製品やサービスを活用することで、イノベーションを行い、目標を達成できるようにします。

多様性を受け入れるオープンソースの強化

Red Hat では、コード、ドキュメント、Web プロパティーにおける配慮に欠ける用語の置き換えに取り組んでいます。このような変更は、段階的に実施される予定です。詳細情報: Red Hat ブログ.

会社概要

Red Hat は、企業がコアとなるデータセンターからネットワークエッジに至るまで、各種プラットフォームや環境全体で作業を簡素化できるように、強化されたソリューションを提供しています。

© 2024 Red Hat, Inc.