1.2. Web コンソールの Developer パースペクティブ
Developer パースペクティブは、アプリケーション、サービス、データベースをデプロイするために組み込まれたさまざまな手法を提供します。Developer パースペクティブでは、以下を実行できます。
- コンポーネントでのロールアウトのローリングおよび再作成をリアルタイムに可視化する。
- アプリケーションのステータス、リソースの使用状況、プロジェクトイベントのストリーミング、およびクォータの消費を表示する。
- プロジェクトを他のユーザーと共有する。
- プロジェクトで Prometheus Query Language (PromQL) クエリーを実行し、グラフに可視化されたメトリクスを検査して、アプリケーションに関する問題のトラブルシューティングを行う。メトリクスにより、クラスターの状態と、モニターしているユーザー定義のワークロードに関する情報が提供されます。
OpenShift Container Platform 4.7 以降の場合、クラスター管理者は Web コンソールで組み込みのコマンドラインターミナルインスタンスを開くこともできます。
表示されるデフォルトの Web コンソールパースペクティブは、ユーザーのロールによって異なります。Developer パースペクティブは、ユーザーが開発者として認識される場合、デフォルトで表示されます。
Developer パースペクティブは、以下を実行する機能を含む、開発者のユースケースに固有のワークフローを提供します。
- 既存のコードベース、イメージ、およびコンテナーファイルをインポートして、OpenShift Container Platform でアプリケーションを作成し、デプロイします。
- アプリケーション、コンポーネント、およびプロジェクト内のこれらに関連付けられたサービスと視覚的に対話し、それらのデプロイメントとビルドステータスを監視します。
- アプリケーション内のコンポーネントをグループ化し、アプリケーション内およびアプリケーション間でコンポーネントを接続します。
- Serverless 機能 (テクノロジープレビュー) を統合します。
- Eclipse Che を使用してアプリケーションコードを編集するためのワークスペースを作成します。
1.2.1. Developer パースペクティブへのアクセス
OpenShift Container Platform Web コンソールの Developer パースペクティブは、開発者のユースケースに固有のワークフローを提供します。
以下のように、Web コンソールから Developer パースペクティブにアクセスできます。
前提条件
Developer パースペクティブにアクセスするために、Web コンソールにログインしていること。OpenShift Container Platform Web コンソールのデフォルトビューは Developer パースペクティブです。
手順
パースペクティブスイッチャーを使用して、Developer パースペクティブに切り替えます。Topology ビューがクラスター内のすべてのプロジェクトの一覧と共に表示されます。
図1.1 Developer パースペクティブ
- 一覧から既存プロジェクトを選択するか、または Project ドロップダウンリストを使用して新規プロジェクトを作成します。
プロジェクト内にワークロードやアプリケーションがない場合、Topology ビューにはアプリケーションを作成するための利用可能なオプションが表示されます。既存のワークロードがある場合、Topology ビューはワークロードノードをグラフィカルに表示します。