2.4. Service Mesh のインストールの準備
こちらは、サポートされなくなった Red Hat OpenShift Service Mesh リリースのドキュメントです。
Service Mesh バージョン 1.0 および 1.1 コントロールプレーンはサポートされなくなりました。Service Mesh コントロールプレーンのアップグレードについては、Service Mesh の アップグレード を参照してください。
特定の Red Hat Service Mesh リリースのサポートステータスについては、製品ライフサイクルページ を参照してください。
Red Hat OpenShift Service Mesh をインストールするには、インストールアクティビティーを確認し、前提条件を満たしていることを確認してください。
2.4.1. 前提条件
- お使いの Red Hat アカウントに有効な OpenShift Container Platform サブスクリプションを用意します。サブスクリプションをお持ちでない場合は、営業担当者にお問い合わせください。
- OpenShift Container Platform 4.7 の概要 を確認します。
OpenShift Container Platform 4.7 をインストールします。
- AWS への OpenShift Container Platform 4.7 のインストール
- ユーザーによってプロビジョニングされた AWS への OpenShift Container Platform 4.7 のインストール
- ベアメタルへの OpenShift Container Platform 4.7 のインストール
vSphere への OpenShift Container Platform 4.7 のインストール
注記制限されたネットワーク に Red Hat OpenShift Service Mesh をインストールする場合、選択した OpenShift Container Platform インフラストラクチャーの手順に従います。
OpenShift Container Platform バージョンに一致する OpenShift Container Platform コマンドラインユーティリティーのバージョン (
oc
クライアントツール) をインストールし、これをパスに追加します。- OpenShift Container Platform 4.7 を使用している場合は、OpenShift CLI について を参照してください。
2.4.2. Red Hat OpenShift Service Mesh でサポートされている設定
以下は、Red Hat OpenShift Service Mesh で唯一サポートされている設定です。
- OpenShift Container Platform バージョン 4.6 以降。
OpenShift Online および Red Hat OpenShift Dedicated は Red Hat OpenShift Service Mesh に対してはサポートされていません。
- デプロイメントは、フェデレーションされていない単一の OpenShift Container Platform クラスターに含まれる必要があります。
- Red Hat OpenShift Service Mesh の本リリースは、OpenShift Container Platform x86_64 でのみ利用できます。
- 本リリースでは、すべての Service Mesh コンポーネントが OpenShift Container Platform クラスターに含まれ、動作している設定のみをサポートしています。クラスター外にあるマイクロサービスの管理や、マルチクラスターシナリオにおけるマイクロサービスの管理はサポートしていません。
- 本リリースでは、仮想マシンなどの外部サービスを統合していない設定のみをサポートしています。
Red Hat OpenShift Service Mesh のライフサイクルおよびサポートされる設定についての詳細は、サポートポリシー について参照してください。
2.4.2.1. Red Hat OpenShift Service Mesh でサポートされている Kiali の設定
- Kiali の可観測性コンソールは Chrome、Edge、Firefox、または Safari ブラウザーの 2 つの最新リリースでのみサポートされています。
2.4.2.2. サポートされている Mixer アダプター
本リリースでは、次の Mixer アダプターのみをサポートしています。
- 3scale Istio Adapter
2.4.3. Operator の概要
Red Hat OpenShift Service Mesh には、以下の 4 つの Operator が必要です。
- OpenShift Elasticsearch:(オプション) 分散トレースプラットフォームでのトレースおよびロギング用にデータベースストレージを提供します。これはオープンソースの Elasticsearch プロジェクトに基づいています。
- Red Hat OpenShift 分散トレースプラットフォーム: 複雑な分散システムでのトランザクションを監視し、トラブルシューティングするための分散トレース機能を提供します。これはオープンソースの Jaeger プロジェクトに基づいています。
- Kiali: サービスメッシュの可観測性を実現します。これにより、単一のコンソールで設定を表示し、トラフィックを監視し、トレースの分析を実行できます。これはオープンソースの Kiali プロジェクトに基づいています。
-
Red Hat OpenShift Service Mesh: アプリケーションを設定するマイクロサービスを接続し、保護し、制御し、観察することができます。Service Mesh Operator は、Service Mesh コンポーネントのデプロイメント、更新、および削除を管理する
ServiceMeshControlPlane
リソースを定義し、監視します。これはオープンソースの Istio プロジェクトに基づいています。
実稼働環境で Elasticsearch のデフォルトの Jaeger パラメーターを設定する方法についての詳細は、ログストアの設定 を参照してください。
2.4.4. 次のステップ
- OpenShift Container Platform 環境に Red Hat OpenShift Service Mesh をインストール します。