6.7.2. Knative Eventing の高可用性レプリカの設定
Knative Eventing の eventing-controller
、eventing-webhook
、imc-controller
、imc-dispatcher
、mt-broker-controller
コンポーネントは、デフォルトでそれぞれ 2 つのレプリカを持つように設定されており、高可用性 (HA) を利用することができます。KnativeServing
カスタムリソース (CR) の spec.high-availability.replicas
値を変更して、これらのコンポーネントのレプリカ数を変更できます。
Knative Eventing の場合には、HA では mt-broker-filter
および mt-broker-ingress
デプロイメントはスケーリングされません。複数のデプロイメントが必要な場合は、これらのコンポーネントを手動でスケーリングします。
前提条件
- クラスター管理者のパーミッションを持つ OpenShift Container Platform クラスターにアクセスできる。
- OpenShift Serverless Operator および Knative Eventing がクラスターにインストールされている。
手順
-
OpenShift Container Platform Web コンソールの Administrator パースペクティブで、OperatorHub
Installed Operators に移動します。 -
knative-eventing
namespace を選択します。 - OpenShift Serverless Operator の Provided API 一覧で Knative Eventing をクリックし、Knative Eventing タブに移動します。
knative-serving をクリックしてから、knative-eventing ページの YAML タブに移動します。
KnativeEvening
CR のレプリカ数を変更します。サンプル YAML
apiVersion: operator.knative.dev/v1alpha1 kind: KnativeEventing metadata: name: knative-eventing namespace: knative-eventing spec: high-availability: replicas: 3