5.2. ストレージの場所
メータリングは非推奨の機能です。非推奨の機能は依然として OpenShift Container Platform に含まれており、引き続きサポートされますが、本製品の今後のリリースで削除されるため、新規デプロイメントでの使用は推奨されません。
OpenShift Container Platform で非推奨となったか、または削除された主な機能の最新の一覧については、OpenShift Container Platform リリースノートの 非推奨および削除された機能セクションを参照してください。
StorageLocation
カスタムリソースは、データがレポート Operator によって保存される場所を設定します。これには、Prometheus から収集されるデータと Report
カスタムリソースを生成して生成される結果が含まれます。
複数の S3 バケットや S3 と HDFS の両方などの複数の場所にデータを保存する必要がある場合や、メータリングによって作成されていない Hive/Presto のデータベースにアクセスする必要がある場合は、StorageLocation
カスタムリソースのみを設定する必要があります。ほとんどのユーザーの場合、この設定は不要であり、必要なすべてのストレージコンポーネントを設定するには、メータリングの設定についてのドキュメント を参照するだけで十分です。
5.2.1. ストレージの場所の例
以下の例は、ビルトインローカルストレージオプションを示しています。これは、Hive を使用するように設定されています。デフォルトで、データは Hive がストレージ (HDFS、S3、または ReadWriteMany
永続ボリューム要求 (PVC)) を使用するように設定される場合には常に保存されます。
ローカルストレージの例
apiVersion: metering.openshift.io/v1 kind: StorageLocation metadata: name: hive labels: operator-metering: "true" spec: hive: 1 databaseName: metering 2 unmanagedDatabase: false 3
以下の例では、ストレージに AWS S3 バケットを使用します。使用するパスを作成する際に、接頭辞がバケット名に追加されます。
リモートストレージの例
apiVersion: metering.openshift.io/v1
kind: StorageLocation
metadata:
name: example-s3-storage
labels:
operator-metering: "true"
spec:
hive:
databaseName: example_s3_storage
unmanagedDatabase: false
location: "s3a://bucket-name/path/within/bucket" 1
- 1
- オプション: データベースに使用する Presto および Hive のファイルシステムの URL。これには、
hdfs://
またはs3a://
ファイルシステム URL を使用できます。
hive
セクションに指定できる追加のオプションフィールドがあります。
-
defaultTableProperties
: Hive を使用してテーブルを作成する設定オプションが含まれます。 -
fileFormat
: ファイルシステムにファイルを保存するために使用するファイル形式です。オプションの一覧や詳細については、File Storage Format の Hive ドキュメント を参照してください。 -
rowFormat
: Hive row フォーマット を制御します。これは、Hive が行をシリアライズ/デシリアライズする方法を制御します。詳細は、Hive Documentation on Row Formats and SerDe を参照してください。