3.5. OpenShift Pipelines を使用したアプリケーションの CI/CD ソリューションの作成


Red Hat OpenShift Pipelines を使用すると、カスタマイズされた CI/CD ソリューションを作成して、アプリケーションをビルドし、テストし、デプロイできます。

アプリケーション向けの本格的なセルフサービス型の CI/CD パイプラインを作成するには、以下のタスクを実行する必要があります。

  • カスタムタスクを作成するか、または既存の再利用可能なタスクをインストールします。
  • アプリケーションの配信パイプラインを作成し、定義します。
  • 以下の方法のいずれかを使用して、パイプライン実行のためにワークスペースに接続されているストレージボリュームまたはファイルシステムを提供します。

    • 永続ボリューム要求 (PVC) を作成するボリューム要求テンプレートを指定します。
    • 永続ボリューム要求 (PVC) を指定します。
  • PipelineRun オブジェクトを作成し、Pipeline をインスタンス化し、これを起動します。
  • トリガーを追加し、ソースリポジトリーのイベントを取得します。

このセクションでは、pipelines-tutorial の例を使用して前述のタスクについて説明します。この例では、以下で設定される単純なアプリケーションを使用します。

  • pipelines-vote-ui Git リポジトリーにソースコードがあるフロントエンドインターフェイス ( pipelines-vote-ui)。
  • pipelines-vote-api Git リポジトリーにソースコードがあるバックエンドインターフェイス (pipelines-vote-api)。
  • pipelines-tutorial Git リポジトリーにある apply-manifests および update-deployment タスク。

3.5.1. 前提条件

  • OpenShift Container Platform クラスターにアクセスできる。
  • OpenShift OperatorHub に一覧表示されている Red Hat OpenShift Pipelines Operator を使用して OpenShift Pipelines をインストールしている。インストールが完了すると、クラスター全体に適用可能になります。
  • OpenShift Pipelines CLI をインストールしている。
  • GitHub ID を使用してフロントエンドの ui-repo およびバックエンドの api-repo Git リポジトリーをフォークしており、これらのリポジトリーに管理者権限でアクセスできる。
  • オプション: pipelines-tutorial Git リポジトリーのクローンを作成している。
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